明けましておめでとうございます。
釣り人の有馬です。
2019年になりました。
今年は亥年ですが、家族の情報では、ついに西和賀町でもイノシシが出没するようになったらしいです。
数年前から、イノシシが北上してきている情報は知っていましたが、ついに来たかという感じですね。
クマにイノシシ、来シーズンから更に危険要素が増えてしまいましたが、安全第一で楽しい渓流釣りを心掛けていきたいものです。
で、今回は僕のメインフィールドである和賀川上流部の季節と釣り場などについて書いていこうかと思います。
和賀川上流部
まず、僕のメインフィールドである和賀川上流部とは、岩手県西和賀町を流れている河川のことをいいます。
西和賀町のサイトに詳しい情報がありますので、興味がある方は確認してみてください。
シーズン初め
ここ西和賀町は、積雪が多く他の地域よりスタートが遅れます。
(2019年1月2日現在、湯田(ゆだ)の観測地点では積雪が103㎝となっていて全国でも上位の方です)
例えば、2018年シーズンですと、僕の初釣行日は4月21日でした。しかも結果はボウズ。
初釣行日は、だいたい4月下旬あたりが目途かなと思っています。ただ、これはルアーフィッシングの場合で、餌釣りなら解禁月の3月でも、できないことはないですが、渓流の積雪は1~2mくらいが普通だと思うので十分に注意が必要です。
雪上は土地の形状がだいぶ消えているので、元の状態を知っていないと、ズボッと脚をとられます。ヘタすれば胴体あたりまで入ってしまうので、油断禁物です。
水温は、どの渓流も10℃以下となっているので、ルアーではゆっくり巻いてくるのが重要だと思っています。
この時期の狙い目としては、小渓流になるかと僕は思っています。
2018年の4月は、こういった流れで釣っていました。
この時期は、ルアーだと結構厳しい日がありますが、植物も出てき始めて自然の生命力を感じることができる季節です。
5月は釣果アップ
ゴールデンウィークあたりになると、一気に気温が上がる日があり、雪解けも進みます。
この時期から魚の活性が上がってくる感じですが、雪解けで水温変化が起こり急激に釣れなくなることもあります。
なので、天気予報で最高気温を確認し、早めの時間に狙うか、あえて午後3時スタートなど計画が大事になると思います。
あとは、西和賀町は縦長な土地で、場所によって積雪量が違います。
例えば、下の写真が2018年5月1日のとある支流です。
こちらが2018年5月2日のとある支流です。
こんな感じで山の方だと、5月中旬、ヘタすれば6月まで積雪があります。
僕の行く場所は、山と言っても民家から2~3km圏内くらいなので、かなり上流を攻める場合は5月下旬でも結構積雪があるかもしれませんので、装備には気を使ったほうが良いかと思います。
あとは、この時期は場所によって、かなり簡単に釣果を得られたり、桜、カタクリが咲き始め色彩豊かで感動します。
5月の上旬は、雪解けにより水位が安定しませんが、5月下旬ともなれば、和賀川本流でも安定してきます。
2018年シーズンだと、5月の中旬から大き目の和賀川支流である横川で釣行ができ、5月下旬には和賀川本流でも釣行ができたので、このあたりがルアーフィッシングとして楽しい時期だと思います。
釣れるポイントも流心に近くなり、リーリングも速くなってきます。
2018年5月の横川。
2018年5月の和賀川本流。
あとは2018年5月のまとめ動画です。
時期を表示しましたので、だんだんと大き目の川で釣りをしているのがわかると思います。
この時期は草木がまだ生い茂っていないので、場所の確認を行っておくと、あとの季節の釣りがやりやすくなると思います。
梅雨
6月は、平均的に中旬あたりから梅雨の時期に入ります。
この時期は、雨の後の笹濁りで尺物が結構簡単に釣れたりしますが、休日をコントロールできないサラリーマンには結構きつい時期です。
運が悪いと、休日の前に大雨が降り、釣りにならないほど増水したりします。休日に大雨ならまだ諦めがつきますが、下の写真のように晴れた休日の増水は気持ち的に厳しいものがあります。
なので、好きな時に釣りができれば、かなり釣果は出ると思いますが、天候に左右されるのがこの時期の特徴です。
この時期は、尺物も掛かりやすくなるので、僕の場合は和賀川本流でも結構釣行します。本流は、支流より狙いを定め難いですが、そこをうまく狙って釣れるとうれしさ倍増ですね。
まぁ、まぐれで釣れることも多いですが。
あと、2018年は6月の下旬に熊と遭遇しました。
2018年6月23日の釣行記録 そして、熊に会う20mくらいは離れていて、熊の方から逃げてくれたので無事でしたが、この時期は草木が生い茂り周辺を確認し難くなることと、真夏日になることもあるので、疲れていても最後まで気を抜かないことが重要になります。
これを機に僕は熊撃退スプレーを購入しました。
来シーズンは、イノシシとの遭遇もあるかもしれないので熊鈴にスプレーとフル装備で挑まないと危険そうです。
2018年6月のまとめ動画です。
和賀川本流での映像が多くなっています。
初夏から真夏
7月中旬あたりに梅雨の時期が終わり、本格的に夏に突入していきます。
早朝でも気温が上がり、ウェットウェーディングが心地良くなってきますが、雨が降らず渇水になったり、反対に台風などで大雨になり川の流れを変えてしまうこともあります。
シーズン中で一番厳しい時期だと思います。
この時期は、水量がなるべく安定している支流を見つけ、朝早めに入ることで結果がついてくると思います。
できれば、前日に釣り人の入り具合を確認して、3ヵ所くらい目星をつけて当日は第一希望へと向かいます。僕の場合は、早起きが結構苦手なので場所取りで失敗することが多く、あまり釣りをしていないのがこの時期となります。
あとは、支流に入ると物凄くアブがいる場合もあるのでハッカ油などを携帯しておくと安心だと思います。
で、動画です。
まずは、7月から。
増水から平水に戻っている途中に丁度休日があり、なかなか良い釣りができました。
8月です。
厳しい釣りでした。バラシもかなり増えています。
このシーズンの釣り方が2019年シーズンの課題ですね。
最終月
9月になると、水温も下がってきて魚の付き場も変わってきます。
そして、シーズン中さんざんルアーのプレッシャーを受けていると思うので簡単には釣れない時期です。だからこそ、この時期に釣れる綺麗な秋山女魚には価値があります。
魚が産卵を意識し始めるので、9月の釣行は支流が多くなってきます。
本流は釣り人がほとんどいないので何回か仕方なく入ったことがありますが、大抵は撃沈します。夏場と同じようには釣れません。
あと、シーズン最終月ということで釣り人も何とか釣ってやろうと気合が入り、朝のスタートが遅れるとその日は、ほぼ終了という日も出てきます。
キャスト、狙い方、とにかく考えを巡らしながらの釣行。
そして、他の釣り人との場所取り合戦。
大変な時期です。
ルアーフィッシングは距離を歩いて釣りますが、この時期だと2kmくらい歩いて最後に入ろうとしていたポイントに餌釣りの人が入ってきたりと、実際がっかりしたことがあります。
その帰り道は怒りと落胆ですよ。釣り人が入っていることがわかったら、諦めるか、相当上流まで移動しましょう。お願いします。
2018年9月のまとめ動画です。
9月は、びっくりするぐらいの小型が釣れたり、思わずガッツポーズが出る綺麗な秋山女魚を釣ったりと印象的でした。
シーズンの最後には、綺麗な秋山女魚が釣れて有終の美をかざることができました。
2017年シーズンは、最終日に綺麗な尺岩魚だったので、最終日は僕の中で縁起の良い日になっています。
2019年シーズンも期待したいものです。
シーズン終了
和賀川上流部は、10月1日から翌年の2月最終日までが禁漁期間となります。
(将来的に変わる可能性もあるので、毎年漁協の情報を確認してください)
禁漁は、魚の産卵を邪魔しないためにあるので、禁漁期間は言葉の通り釣りをしてはいけません。
ただ、産卵の観察は、癒されるのでおすすめです。
魚をあまり刺激しないように静かに行いましょう。
2018年に撮影した山女魚の産卵シーンです。
渓流も紅葉が進んでいて綺麗でしたよ。