どうも、釣り人の有馬です。

そろそろ一雨欲しいなと思っていたら、6月11日(木)に雨が降りました。僕は普段、西和賀町に居ないので金曜日の夕方に川を見ながら地元に帰ってきました。前日の雨で水位の変化があればと期待していましたが、見た感じほとんど先週と変わっていなかったので少しがっかりしてしまいました。

そして、金曜日の夜、翌日行く川を検討していました。

どこに行くか

前日の天気予報では、天候は一日中晴れ。最高気温もそれなりに高かったので、少しでも水量が多い川に行きたいと思っていました。

しかし、先週の行く先行く先での先行者が頭をよぎっていました。今回も、先行者ありでほとんど釣りにならないかもしれない。

水位も低いままなので、正直釣果の期待はしていませんでした。

で、どこに行っても釣果がそれほど期待できないのであれば、見たい景色を見に行こうと思い、今回の和賀川水系を選択しました。
20200613和賀川水系1

向かった先

早く起きようと前日は少し早めに寝たつもりでしたが、結局いつも通りの時間に起きてしまい、目的の川が見えてきたのは8時ちょっと前でした。

カーブを曲がり少し行くと駐車ポイントがあります。先週は、この瞬間にガッカリすることが多かったので、心臓は少し早めのビートを刻みます。

「頼むから、誰もいないで」心の中で思っていました。
そして、次の瞬間。

駐車ポイントには車無し。
本当にホッとしました。正直、この川がダメならこのまま帰宅しようと考えていたので、とりあえず釣りができる喜びを感じていました。

そして、準備を始め、釣行開始。
20200613釣り開始
ギリギリ8時前です。渓流釣りとしては、早くない時間ですよね。しかし、僕にとってはこれが平常運転です。

今回は、スピニングタックルのみを車に乗っけてきていました。
20200613_マルチユース&19ストラディック
ロッドが、スミスのマルチユースTRMK-483UL、リールがシマノの19ストラディックC2000Sです。
最近は、19ストラディックがメインリールになりつつあります。そろそろブログで、実釣編の感想を書こうかなとも思っています。

最初の山女魚

正直今回、釣果は期待していませんでした。1尾釣れれば、まぁラッキーかなといった感じでスタートしていました。

しかし、開始15分程度で小さいですが山女魚が釣れました。
20200613山女魚1尾目
釣れたポイントは、こんな感じです。
20200613山女魚1ポイント
平均水深が20cm程度の瀬です。
アップクロス気味にD-コンを流れになじませるように引いているとヒットしました。
釣れると思っていなかったので、GoProの電源も入れていない状態でした。しかし、この1尾により、結構いけるかもしれないというポジティブ側に気分が動いていきました。

流れのヨレから岩魚

先ほどの山女魚で気分が上がっていた僕でしたが、開始30分程度でもう少し気分がアップすることになりました。

狙っていたのは、こんなポイント。
20200613岩魚ポイント
流れは右から左です。僕は、流心の奥の方を狙っていました。
最初は、写真の左側ギリギリあたり、次に流れ込み周辺を狙うことにしました。
1投目は、流れ込みのすぐ横あたり。少し、D-コンをドリフトコントロールさせていると何やらあたりらしき動きがロッドから伝わってきました。
2投目は、50cmほど下流側へキャスト。1投目と同じような戦法をとりました。
すると、ドリフトコントロール後の流心に突入するあたりでヒット。
20200613岩魚
岩魚が釣れてくれました。
それにしても、この川はウグイ、山女魚、岩魚と混生地帯です。釣れて姿を見るまでは、どの魚を釣ったのか結構わからない状態でした。

この景色

そして、今回は景色優先で選択した川なので、そろそろ景色の写真を出していきたいと思います。
20200613和賀川水系2
20200613和賀川水系6
僕が、今回見たかった風景がこれです。
この岩肌。
アップするとこんな感じです。
20200613岩肌
自然が作りだしたデザイン。
釣りがメインではありますが、しばしロッドの動きを止めて、眺めてしまいました。
この風景になるまでに、長い長い時間がかかっているのだなと思います。その途方もない時間に気持ちをもっていかれてしまいました。

そして、最近渇水傾向で釣りのテンションは下がり目でしたが、この景色を見て自然の偉大さを肌で感じました。
20200613和賀川水系4
水が自然に湧き出てきています。
そして、川に合流します。
20200613和賀川水系5
普段は、仕事を通してお金を手にして生きていると思っていますが、根本的には自然の力があるからこそ生きていけるわけです。そんなことを思った風景でした。
その一滴一滴が、ものすごく貴重なものだと思いました。渇水で釣りがどうとかこうとか、自分の小ささを感じました。

2尾目の山女魚

自然に感動していたのですが、釣りを目的に来ていたので、すぐに釣り気分に戻り魚を狙っていました。

そして、こんなポイント。
20200613山女魚2ポイント
流れ込みからの緩い流れゾーンです。
もう見ただけで釣れそうなポイントです。

流心の右側、左側どちらをメインに狙うかがポイントになりますが、僕は1投目から左側を狙ってみました。
流心の横にD-コンを着水させ、流れになじませて引いているとヒット。
20200613山女魚2
小さいながら、なかなかに引いてくれました。楽しい時間をありがとう。

こんな感じで岩魚1尾、山女魚2尾、そして登場はしていませんがウグイ数尾で目的としていた最終地点まで釣り上がりました。
20200613終了時間
片道2kmちょっとを約3時間かけてゆっくりと移動しました。途中で風景動画を撮ったりしているので、結構時間がかかりました。

そして、帰り道はミノーからスプーンに換えて釣り下って1時間。丁度、正午頃に釣行終了となりました。

釣行開始時は、景色だけ楽しもうと思っていましたが、予想に反して小さくても釣果が出たので充実した釣行になりました。
しかし、そろそろ雨が欲しいですね。