どうも、釣り人の有馬です。
僕は、YouTubeでNishiwagabitoチャンネルをやっているわけですが、視聴されている傾向を調べてみると最近は、スプーンだけで釣り上がった動画の再生数がそこそこ多いので、ミノー以外で釣れたシーンを観たい方も結構いるのかなと考えていました。
で、今回スプーンとスピナーで釣れたシーンをまとめた動画を作成してみたので、ここで動画の詳細を書いていきたいと思います。
使用ルアー
まずは、僕が2018年に主に使用していたルアーを紹介していきます。
スプーンは、スミスのピュア5gと、フィールドハンターのDO-UP5g、7gをメインに使用しています。
カラーについては、シルバー系、ゴールド系を同数程度所有していて、その日の気分や、川の光加減で自分が見やすいカラーを選択しています。
最近は、魚にどう見えるかより、自分が見やすいカラーで選択するようにしています。
また、2019年シーズンはスミスのD-Sラインを多用する予定です。
友達から譲ってもらえることになったので。
スピナーについては、スミスのAR-Sをメインに、ブレットンも所有しています。ただ、今年使用したのは、ほぼAR-Sです。
2019年シーズンは、シングルフック化も考えてみようかと思っています。
動画について
今回の動画は、2018年シーズンの釣行で記憶に残っているシーンでまとめてみました。
スプーンのシーンが6シーン、スピナーのシーンが4シーンの計10シーンとなります。釣れているあたりのシーンだけでまとめたので、10シーンでも8分20秒程度に収まりました。
ここから、1シーンずつある程度詳細に紹介していきたいと思います。
スピナーを流し込む
まず、最初のシーンがスピナーです。
木が横たわったポイントで、その下にいるであろう魚を釣りたかったので、スピナーを流し込み、なるべく長時間アピールするようにしていました。
スピナーは、ダウンストリームの場合、その場所でレンジキープしやすいので有効だと思っています。
もちろん、やる気のある魚が居れば、ミノーでもスプーンでもいいですが、じっくり狙えるのがスピナーの魅力だと思っています。
スプーンをU字ターンさせストップ
47秒あたりからのシーンです。
ここでは、スプーンを上流にキャストし、まずは自分の立ち位置あたりまで引いてきます。
途中で魚が当たったような感触があったので、自分の立ち位置通過後、Uターンでスプーンを派手目にアクションさせ、完全にダウンストリームとなったポイントでリーリングを止めて、流れの中に定位させました。
そこで、山女魚がヒット。
結構深さのあるポイントで有効な手で、スプーンならではの釣り方だと思っています。
スプーンのフォール
1分37秒あたりからのシーンです。
2018年シーズン最終日でのシーンとなります。
秋は、流心よりこういった脇の方に魚が付いていることが多いイメージで、この時も、脇にキャストし、水深があるのでスプーンを狙ったレンジまでフォールさせていました。
だいたい狙ったレンジまでフォールさせ、次の動作に入ろうとした瞬間に山女魚がヒットしました。
スプーンは、他のルアーよりフォールで釣れることが多いイメージなので、流れがあまりない深場では有効だと思います。
スピナーのストップ&ゴー
2分13秒あたりからのシーンです。
堰堤下をスピナーのストップ&ゴーで狙ってみました。
動画では、ストップさせたあたりで、ロッドをしゃくっていますが、これはアクションもありますが、どのレンジを泳いでいるかの確認のため、ラインにテンションを掛けている動作になります。
あとは、ストップさせるとスピナーがフォールするので、フォールの量をコントロールするためにも行っています。
こういった堰堤下は、一度ミノーで通してみて、最後に確認のためスピナーを投げ込んでみるとヒットするときがあるので、試してみてください。
結構良型が掛かったりしますよ。
今回も27cm程度の岩魚だったと記憶しています。
白泡の切れ目にスプーン
2分59秒あたりからのシーンです。
春先に落ち込みの白泡の切れ目をスプーンで狙ってみました。
結構、木の枝が邪魔でミスキャストを繰り返しましたが、4投目でやっと狙いのポイントにキャストが決まり岩魚を釣り上げることができました。
春先で、水温も低かったため、リーリングは出来る限りゆっくり目で、長くゆっくりルアーを魚に見せるイメージで釣っていました。
スピナーをダウンで
3分30秒あたりからのシーンです。
増水気味の河川で、スピナーを下流方向にキャストし流れから飛び出さいようにコントロールして、手前の浅場で岩魚がヒットしました。
スピナーはダウンストリームで、早く巻くと飛び出すことがありますが、コントロールさえできれば、その場で定位することが簡単にできるので便利です。
ミノーでヒットしない魚も、これで釣れることがあります。
複雑な流れでスプーンをコントロール
4分17秒あたりからのシーンです。
この場所は、深さもあり大物ポイントです。
しかし、色々な流れがあり、コントロールするのが僕的には難しく、この流れで釣れると達成感があります。
こういったポイントでは、とにかく流れを感じながら、その都度、流れにあったルアーコントロールが必要だと思っています。
実際、動画でもダウンだったりクロスだったりアップだったりと、流れの変化に合わせてルアーコントロールしています。
用水路みたいな場所でスピナー
5分45秒あたりからのシーンです。
とある渓流から分岐した流れの用水路みたいなポイントです。
こういった場所は、渓流フィッシングという感じの景観ではありませんが、とりあえず確認のためキャストしておくことをおすすめします。
増水後だとこういう場所に、良型が居たりします。
で、こんな感じの落ち込みで有効なのがスピナーです。
今回の場合は、キャスト後すぐにヒットしたので、どのルアーでも良かった可能性はありますが、ゆっくりアピールのできるスピナー向きの場所だと思います。
手前でスプーンを躍らす
6分32秒あたりからのシーンです。
上流側にスプーンをキャストし、引いてくると岩魚がチェイスしてきていました。
その後、スプーンをUターンさせダウンストリームで引いていたのですが、まだ岩魚が付いてきているのが確認できたので、最後にスプーンをその場で躍らせると岩魚がヒットしました。
なかなか喰ってこない魚も、最後に粘ると掛かったりするので最終兵器としては有効だと思います。
障害物周りをスプーンで
最後は、7分10あたりからのシーンです。
木が横たわり、その陰に魚がきっと居るだろうと考えスプーンをキャストしてみました。
木の陰に居ると予想しているので、キャストは木に引っ掛からないギリギリのポイントが目標地点となります。
最初にアップストリームで攻めたポイントだったので、立ち位置を変え、少し時間を置いた後クロス気味にキャストしてみました。
水深があまりない場所だったので、根掛りしないように、かつ、できるだけゆっくりとスプーンが泳ぐように意識してコントロールしました。
スプーンをややUターンさせ、ややダウンストリームになったあたりで急にヒットしたので、びっくりしましたが、その分楽しかったです。
ミノー以外も重要
最近の渓流ルアーフィッシングでは、ミノー主体が一般的になっていると思いますが、スプーンやスピナーを使用することで、ミノーでは釣れなかった魚も釣れるようになると思います。
また、ミノー以外のルアーをコントロールすることで、ミノー操作の幅が広がると僕は思っているので、スプーン、スピナーはルアーケースに何個か持っておくことをおすすめします。
教本などで、スピナーはただ引きとかありますが、ストップ&ゴーを駆使して、レンジコントロールもやり始めると奥深さがあっておもしろいと思います。
最後に
この記事を書くために、色々と検索していたところ、AR-Sの開発に携わった本山博之さんが10月28日にお亡くなりになったことを知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
最初は、同姓同名の方か、フェイク的なものかと思いましたが、ご本人であることがわかりました。
ご本人にお会いしたことはありませんが、動画などでかなり拝見していたので大変驚いています。
僕が渓流ベイトフィネスを始めたのも、かなり本山博之さんの影響がありますし、多くの釣り人もそうだと思います。
また、本山さんの映像を見ると、常にエネルギッシュで釣りを心底楽しんでいて、こういう釣り人になりたいと思っていました。
新しい世界を見せていただき感謝しています。
ありがとうございました。