どうも、釣り人の有馬です。

前回の記事でもふれましたが、今年は積雪が少な目だった影響もあり6月1週目は、結構渇水状態でのスタートとなりました。
20190602和賀川1

和賀川本流もこんな感じのコンディションです。
水位が下がり、流れもかなり緩くなっています。

本流がこんな感じなので、各支流も渇水傾向となっていました。
気温も高くなってきているので、急に夏の渓流釣りのような感じで、かなり苦戦を強いられました。

6月1日と6月2日に釣行しましたが、6月1日はボウズだったので6月2日の釣行記録を書いていきます。
6月1日は、真夏の釣りのために小渓流でキャスト練習がてらと思っていましたが、本当にキャスト練習だけで終わってしまいました。

釣行場所の決定

前日、この季節としては珍しくボウズという記録をたたき出し、どの支流で釣ろうか、結構悩みました。

本当に、どの支流も真夏の感が出ていて、簡単に釣れるイメージはできませんでした。

いろいろと考えましたが、6月2日は今年からたまに通っている支流に行ってみることにしました。
まだ、試したことのない区間もあるので、そこまで歩いてみようと思いました。

まぁ、初釣行区間なら、釣り上がるだけでも風景を楽しめるので、最悪釣果が出なくても納得できるかなと思ったわけです。

とにかく簡単な釣り方では、無理だなと思っていたので気合を入れて挑んでみました。

支流の状態

この日は、ゆっくり起きて10時近くからの釣行になりました。

なので開始時点で気温は20℃を超えていて、天候も晴天だったため気温は釣行中、上がり続けました。
釣行終了したのが12時過ぎだったので、その頃には25℃あたりになっていたと思います。

水位は渇水傾向。
見た目は、真夏の小渓といった感じでしたが、水温はその真夏の雰囲気よりは低い感じでした。計測はしていませんが、10~12℃あたりだと思います。少し、冷っとした印象でした。
20190602川の風景

日差しが強い日でしたが、この支流は両サイドに結構、木があり、釣行中は結構快適でした。
そして、緑も綺麗でした。

使用タックル

前日から引き続きベイトタックルで挑んでみました。
小渓流でピンポイントで狙いたいので、ベイトを選択しています。この時期から、小スペースで釣る練習をしておけば、真夏も活かせるはずです。

リール:シマノ カルカッタコンクエストBFS(ハンドルノブはブリモのハードメイプルノブ
ライン:VARIVAS スーパートラウト アドバンス ベイトフィネスナイロン4lb.

ルアーは、D-コンタクトのみで釣行しました。
理由は、スプーンが活躍できそうな深場がほとんどなかったためです。

釣り方としては、キャスト後できる限りドリフトさせ、あとは流れの中をコントロールしながらのほぼただ巻きです。
単純にトゥイッチングする釣り方では、この状態では釣れないだろうなと思っていました。

実釣

10時近くから入渓したのですが、40分近くチェイスもない状態でした。
まぁ、前日がボウズだったので、もう慣れたものです。

水位がもう少し高ければ、このポイントがいいかなとか、記憶しながら釣り上がりました。

で、釣り開始から1時間程度、僕はこんなポイントに立っていました。
20190604ウグイ1

右側の岩の周辺が怪しいなと思いました。
1投目は、その岩の周辺をミノーが通るように奥の方にキャストしました。

すると、岩の終わりあたりで何かがつっついてきました。
よーく見るとウグイ。
この支流としては、下流から中流域なので、まぁウグイがいても不思議ではありません。

ということで、すぐ見切りをつけました。

そして、上の写真の左側の方で釣ってみることにしました。

もう少し水位が高ければ、楽に攻められると思いましたが、水位が低いため難しいコース取りを強いられました。
20190602岩魚のポイント

写真では、ロッドが左側を向いていますが、最初の2投は右側に向けていました。

なぜ、左側にロッドを向けたのかというと、右側に向けているときに何やらつっついてくる感覚があり、なるべく流れの中にルアーを長時間定位させたかったので、左側にロッドを向けて滞在時間を長くしていました。

まぁ、長くしていたといっても、1秒以下の世界ではありますが、この差が大きな差となりました。
20190602岩魚

ロッドを左側に向けてから2投目あたりで岩魚がヒットしてくれました。
これには、安心しました。

さすがに2日連続でボウズは心が折れてしまいます。
あー良かった。

ポイントのアップの写真です。
20190602岩魚のポイントアップ

水深は深いところでも20cm程度で、釣りとして成立しそうなコースの長さも1m以下といった感じでした。
木の周りなど障害物近辺に魚が隠れている感じだったので、渇水傾向の場合は、こんなポイントが有望になってくる感じですかね。特に岩魚は。


さっ、これからかなと思いましたが、この後1尾も釣れることはありませんでした。

なので、ポイントを紹介していきたいと思います。
まずは、ウグイがつっついてきたポイント。
20190602ウグイ2

深くて流れのほぼないポイントでは、ウグイが元気に追ってくる感じでした。
木の下のルアーを通すのが難しいポイントには、岩魚あたりが居る可能性もありますね。

次は、真夏の釣りに向けてキャスト練習がてら狙ったポイントです。
20190602ポイント2
やはり、倒木の下あたりが有望だと思います。
ここでは、狙ったポイントにキャストできて狙い通りのコースを通しましたがチェイスもありませんでした。

次は、対岸ギリギリにキャストを決めた時、チェイスがありました。
20190602ポイント1

やはり、適当なキャストではまったくダメで、本当に枝に引っ掛ける気持ちでいかないと反応がない感じでした。

難しいものです。

次も、チェイスが見えたポイントです。
20190602ポイント3

右側の倒木の下から出てきました。
こういったポイントは、深めの位置でなるべくルアーを長めに漂わせることが重要かなと今のところは思っています。

最後は、山女魚が数尾入っていた倒木下です。
20190602山女魚が隠れている場所

ここは、うまくルアーを通すことができませんでした。
こういったポイントに隠れているので、表層をチョンチョンとトゥイッチしただけでは、歯が立ちません。

最高のキャストに最高のレンジコントロールが必要になってくると思います。あとは、魚のやる気スイッチを入れる適度なスピードですかね。
ただ、スピードを意識するとレンジコントロールが崩れてくるので、このあたりの塩梅が難しいと思います。

これは、夏に向けて特訓しなくては。
まだまだ成長できると思い込んで、この先も渓流釣りに取り組んでいこうと思います。

そして、毎回のことではありますが、熊には注意しましょう。
草木のおかげで、遠くまで見通せません。
20190602和賀川水系