どうも、釣り人の有馬です。
2020年3月7日、地元である岩手県西和賀町を流れる和賀川水系にて2020渓流シーズンをスタートさせました。
西和賀町は豪雪地帯であるため、3月からルアーフィッシングを楽しむというのは例年では考えられませんでしたが、今年は積雪が少なかったので行ってみました。
さて、楽しいシーズンの始まりです。
3月7日の状況
天候は晴れ。
釣りをしていたのが、10時半頃から12時半頃まででした。その時の気温が、おそらく5℃程度。
水温は低いと予想してましたが、思ったよりは冷たくなかったです。
ちなみに、積雪は50~60cm程度だと思います。
使用タックル
最初から小渓流に行く予定だったので、前日からベイトタックルの準備をしていました。
ライン:バリバス スーパートラウトアドバンスベイトフィネスナイロン 4lb.
ルアー:スミス D-コンタクト(チャート)
釣行スタート
それでは、ここから釣行スタートです。
渓流に到着したのが10時半頃でした。朝はそれなりに寒かったので、昼過ぎから釣りをしようかと考えていましたが、気持ちが高ぶって自分を抑えることはできませんでした。
到着して、久々の準備です。
自分でもびっくりするほど、着替えやらタックルセッティングやらで時間がかかってしまいました。まぁ、久々ということはありますが、自分でもポンコツかもしれないと思ってしまいました。
で、ようやくスタート。
とは言っても、積雪が少ないとは言えここは豪雪地帯です。
歩くたびに、足は雪にとられ何かのトレーニングのようでした。
で、数百メートル歩いてから入渓。
まずは、キャスト練習です。
最初は、おー久しぶりという感覚でしたが、次第に少しずつ感覚を取り戻していきました。
やはり、投げて巻くだけでも十分に楽しい。
たまに、バックラッシュしてラインほどきに時間を要しましたが、これはこれで醍醐味です。まぁ、無い方がいいですが、周囲の形状を瞬時に判断できるほどには、感覚が戻ってきていませんでした。
希望の光
正直、今回の釣行での目標はありませんでした。
とにかく感覚を取り戻すこと。久々の自然を満喫すること。
あと、できれば魚の姿を見たいといったくらいでした。
魚の姿が見たいといっても、釣果としてではなく、魚が居るという事実だけでも確認したいという思いでした。
で、開始から1時間程度経過したあたりでしょうか、僕はこんなポイントに立っていました。
そして、1投目。
左岸側ぎりぎりにキャストして、流れに入れてゆっくりとルアーを見せるような、スローリーリングを心掛けていました。
ルアーが深みを通過し、浅瀬に入ってきたとき、ルアーの後ろには何やら動く黒い物体。
今シーズン初の岩魚のチェイスでした。
まぁ、チェイスといっても、軽くルアーについてくる感じではありましたが、今年も魚は居るということがわかってうれしかったです。
川には魚が居るというのが、当たり前になっていますが、一冬で何が起こるかわかりませんからね。まずは、安心しました。今年も楽しめそうです。
人間の欲
岩魚のチェイスが見えてから、ぽつぽつとチェイスがありました。
こんなポイントです。
写真では分かりにくいですが、カーブになっていて深みを形成しています。
1投目で、おそらく山女魚がチェイス。その後、数投していると岩魚も姿を現しました。
やはり、深みに居ついているようです。
これだけ魚の姿を目にしてしまうと、いよいよ欲が湧いてきました。
そう、魚を釣り上げたいと僕は思っていました。
念願叶う
釣り上げたいと思ってから、僕は少々冷静さを欠き、最盛期のようなスピーディーな釣りをやっていました。
しかし、シーズン初日。
気持ちはスピーディーでも腕が付いてきません。
キャストは、思った位置に決まらず、更に気持ちだけ先行します。
そして、数十分。やはり、今回は無理かなと諦めの気持ちが入ってきました。
すると、釣りのスピードもダウン。
ここで、流れが変わりました。
で、このポイント。
最初に3投クロスで攻めましたが、すぐ流れにのってしまい無反応。
ダウンの位置に移動。
1投目、少し手前にキャストしルアーを流し込みました。そこから、ゆっくりと軽いトゥイッチを入れながらアピール。無反応。
2投目、1投目よりキャストの時点で少し奥に入れました。そこから、ゆっくりとアピール。深みが終わり、浅瀬に入ろうとするあたりでグッとロッドから伝わる力。
その力は、ブルブルとした感触を掌に伝えてきます。
久々の感触。
可愛い顔してますよ。
感情の動き
とりあえず1尾釣り上げ気分も良くなっていたので、100メートルほど先に見えるカーブまで釣り上がったら終了しようと思っていました。
そして、このポイントで先ほどの気持ちが一瞬にして吹き飛んでしまうことになります。
1投目、やや手前側にキャスト。無反応。
2投目、1投目より距離を伸ばすが無反応。
3投目、2投目と距離は同じくらいで更に笹ゾーンぎりぎりにキャスト。
軽くアクションを入れながら、流れの中を泳がせていると、笹の根元あたりから20cmは軽く超える姿が猛スピードでルアーにアタック。
次の瞬間、ドラグは音を立て、更に次の瞬間、高ぶった気持ちの急下降と一瞬の静寂。
その一瞬を物に出来ず、「えー」という自分の声。
この時期にしては、せっかくの良型を一瞬にしてバラシてしまいました。
いくら良い道具を揃えても、その一瞬を捉えるのは釣り人の腕。
今シーズンも更なる修行が必要そうです。
本日のまとめ
自分の不甲斐なさは出たものの、とりあえずシーズン初日に釣果を得られたことは良かったです。僕の釣り人生の中でも、3月上旬に西和賀町の和賀川水系でルアーで釣れたというのは、なかなかに異例であります。
積雪が少ないというのが大きな理由ではありますが、今後この積雪の少なさが色々と悪い方に影響してこなければいいなと思っています。
川の状況も心配ではありますが、一番は野生動物が心配です。
なので、例年以上に安全を心掛けていきたいと思います。
色々と心配事はありますが、まずはシーズンスタートです。