どうも、釣り人の有馬です。

最近ブログを書くたびに、新しい時代が強制的に始まってしまった感が強くなってきています。まぁ、この流れはどうにか出来ることでもなさそうなので、流れを見ながら、そして釣りをしながら人生を考えていきたいと思っている今日この頃です。

世の中的には、少しずつ緊張感が強くなってきていますが、釣りに出かけたことで春の訪れを感じ、こういった雰囲気の中でも自然は気持ちを和らげる力があるなぁと強く実感しています。
釣りという趣味は、やはり最高なのですよ。
春の訪れ

3月28日の状態

最高気温は、8℃程度。
天気予報通り、午前中は曇り気味で午後から日が差してきました。

当初の予定では、午前から釣りをするはずでしたが、やることが出来てしまったので午後からゆっくりと釣行スタートすることになりました。

開始したのが、14時少し前です。
前日に雨が降り、増水気味だったので、その中でも釣りがし易そうな川を探していました。

色々な川を車の窓越しに見ながら、どこで竿を振るかなと考え、今回の支流に着きました。
ここ数シーズン春先に必ず訪れる川です。

1尾目

14時少し前に入渓して、最初はスプーンで様子を見る状態でした。
前日の雨で、水位は上がり水温も低くなっていると考えていました。

それでも、なるべくアップストリームで釣り上げたいと思っていたので、なるべく深くなっているポイントを重点的に狙っていました。

そして、開始から40分程度でしょうか、僕はこんなポイントに立っていました。
1尾目の山女魚ポイント

歩いてきたコース的にアップストリームで狙うのは無理だったので、最初からダウンストリームで狙いました。

その1投目。
バックハンドキャストで、出来るだけ遠くを狙ってキャストしました。
そして、流れを感じながらゆっくりとスプーンを巻きます。
白泡の脇から、流れの芯にのったところで、リーリングを止めて水圧だけでスプーンの存在を際立たせます。

すると、水圧よりやや強い力を感じました。
1尾目の山女魚

リールを巻いてみると、10cmちょっとの山女魚が掛かっていました。
まぁ、1尾は1尾なのかな。

2尾目は良型

1尾目が釣れて、とりあえず魚の反応は悪くないと判断しました。
使用ルアーは、その後もスプーンでした。

10分、20分、反応が薄い。

ここで、ミノー(D-コンタクト)に交換することにしました。変化を加える時には、ルアーチェンジが効果的なはずです。

そして、このポイント。

良型山女魚のポイント

直角カーブになっていて、写真左側からの流れ込みで深みを形成しています。
僕は、深みを重点的に狙う戦略を立てました。

最初の3投程度は、写真の半分から右側あたりを重点的に狙っていましたがチェイスすら無し。
キャストは、それほど外していませんでしたが、予想外れか、ルアーの通し方に問題があると考えました。

ダメかなと諦めかけていましたが、写真の半分より左側にキャスト。正直、流れ込み側にキャストするとすぐに流心にルアーが入ってしまい、この時期では厳しい狙い方だと思っていました。

しかし、流れの緩いポイントにキャストして、ミノーをドリフトさせながら流心を通過させているその瞬間、強い力がロッドを介して掌に伝わってきました。

根掛りか?
合わせと同時に、ドラグも音を立てます。

また次の瞬間、根掛りではなく動いている力だとわかりました。
結構強い引き。
良型山女魚

スレ掛りかと思いましたが、口に掛かってから別の個所にもフックが引っ掛かり暴れていたようです。
スレ掛りのような感じで、なかなかの引きでしたが、サイズも25cmより少しある感じで、この時期としては立派な山女魚です。

見た目も産卵の影響を残しているのか、秋山女魚のような風貌でした。
非常に綺麗な山女魚で、本日終了でもいいかなと思ったくらいです。

必殺ルアーリターン

2019シーズンの禁漁期間に、ルアーリターンという物を購入していました。
そして、本日その威力を発揮しました。

少し落ち込みになっているポイントをダウンで攻めていた時でした、ブルブルっと手に伝わる力があったので合わせを入れたわけです。
引っ掛ける

見事な合わせです。ロッドも追随します。
しかし、次の瞬間。

動かない。
合わせたのは、見事に沈んでいる倒木でした。

去年までの僕ならば、腕が入るところまでは、とりあえず腕を突っ込んでルアーを救出していました。しかし、今年はルアーリターンがあります。

正直、どの程度効果があるのかは不明でしたが、とりあえずルアーリターンを伸ばして倒木に引っ掛かっているルアーあたりまで先端をアタックさせてみました。

すると、あっという間に救出。
活躍したルアーリターン

ルアーリターン侮れませんよ。一家に一台レベルで優れものだと思いました。

ルアーを救出してテンションが上がっていた時、先き程の良型山女魚が釣れました。
そして、魚をランディングネットに入れて撮影を開始しました。
その時は、テンションマックスだったので、ロッドを陸に上げルアーは水に着けたままでした。

撮影が終わり、ルアーを回収しようとリールを巻くと根掛り。
まぁ、僕にはルアーリターンがある。
強気でした。

しかし、ルアーリターンを投入するもルアーは外れません。
腕を突っ込みます。
冷たい。感覚なくなりそう。
そんなことを思いながら、渾身の力でルアーを引っ張りましたが、無反応。

ルアーがある水深は、40cm程度です。
流れの中、ルアーの状態を集中して確認してみました。

すると、倒木に引っ掛かっていると思いきや、何やら人工的な物体Aに引っ掛かりびくともしない状態になっていました。

最終手段、ここでフィッシングプライヤー登場です。
フックを折ってルアーだけでも回収しようと渾身の力を込めました。
ミノー破損

あっ!
外れたのは良かったですが、お尻の部分が破損してしまいました。
今季1個目のルアーロストです。

ルアーリターンは素晴らしいですが、掛かり所によってはやっぱり無理ですよね。素手でも無理でしたから。
ルアーリターンとロッド

でも、ルアーリターンは素晴らしい。
そんなことを思った釣行でした。

さて、明日も楽しむぞ。
西和賀町の風景