どうも、釣り人の有馬です。

1週間前の釣行では、春を探していたわけですが、今週は気温が上がり一気に雪も解けてきました。僕の場合は、週末に西和賀町に帰ってくるので、数日で本当に積雪が少なくなったなと感じました。

で、2021年4月3日は、今シーズンまだ釣り上げていないイワナを目当てに釣り場を選択しました。あと、翌日は雨の予報だったので、この日でなんとか結果を出そうと思っていました。

午前の部

イワナを釣りたかったので、以前綺麗なオレンジお腹のイワナが釣れた川へ向かいました。小渓流なので、ベイトタックルを選択。
ダガーストリーム_20210403
スミスのダガーストリームDS-TEC47ULカルカッタコンクエストの組み合わせです。

入渓が9時頃。
釣行開始_20210403


少し山に入った渓流なので、積雪もまだ結構ありました。
渓流の積雪_20210403
しかし、春は確実に訪れていて、フキノトウも場所によって出ていました。
フキノトウ_20210403
春先のフキノトウは、色が鮮やかで渓流に彩りを加えてくれます。
まぁ、これだけでもそこそこ満足しますが、やはり釣りに来ているわけなので魚をみたいところではありました。

しかし、久々に来たこの渓流は、浅瀬が多くなかなかに苦戦していました。単純に渇水だからなのか、それとも増水や冬の間に流れが変わってしまったのか。
浅瀬が多い渓流_20210403
結構、こんな感じの浅瀬が続き、魚の隠れるポイントが以前より減ったイメージです。で、スポットがあったとしても、1m以下のポイントが多く、この時期だと余程食い気のある魚でなければルアーでは厳しいなと思いました。しかも、ルアーを通したいコースには枝があったりで、罰ゲーム的でした。

そして、開始から1時間30分程度チェイスも見えない状態が続いていました。
しかし、やっとこんなポイントにて。
かからず_20210403
この渓流で来るたびにチェイスが見れるポイントです。

4投目あたりまでは、無反応。期待していただけに、がっかりした気分が勝ってきた次のキャスト。
流心を通過したミノーにあたりあり。

しかし、相手が小さくフッキングさせることは出来ませんでした。

で、このままほとんどチェイスも見ないまま、目標としていた最終ポイントまであと30mあたりまで釣り上がっていました。
正直、ボウズが濃厚だなと思っていました。

そして、こんなポイントにて。
イワナが釣れたポイント_20210403
木の下周辺に魚が隠れているはずです。
しかし、流れが渦巻いていて目的の流れにミノーを入れるのに苦戦していました。写真では、分かりにくいですが、丁度キャストするコースに枝がぶら下がっていたりします。

そんなぶら下がった枝をかわして、少々諦めかけていた6投目。
ゆっくりとダウンストリームで操作していたD-コンタクトにヒット。
イワナの顔_20210403
今回目標としていたイワナが釣れました。2021シーズン初イワナです。
お腹もオレンジ色で綺麗なイワナでした。
オレンジお腹のイワナ_20210403
まぁ、サイズは小さいですが、小さいからこその綺麗さってありますからね。

ということで、なんとかボウズは免れました。
丁度時間も12時頃だったので、車に戻ることにしました。
杉林_20210403
帰りは、杉林を歩いたのですが、僕は花粉症なのでなるべく吸い込まないように意識していたので、午前中でかなり体力を消耗しました。
しかも、林道はまだほとんど積雪状態なので、何かトレーニングをしているようでした。

で、疲れながらも車に戻り、昼食でパワーを回復させることにしました。
そして、午後はどこで釣りをしようかなと。

午後の部

昼食の後は、コーヒーブレークしてから車を走らせました。
釣り場を考えていましたが、午前中やたらと疲れてしまったので、午後は積雪の少ない区間に向かいました。これ以上、雪道を歩くのはキツイなという思いが先行していました。

そして、13時30頃から午後の部開始。
こんな護岸エリアです。
護岸された川_20210403
午前の渓流は、ルアーで狙えるポイントが思ったより少なかったので、午後は分かりやすいポイントを選択しました。
ただ、景色は楽しめないので、釣れないとキツイなとは思っていました。

川の規模が少しだけ大きいのでスピニングタックルにしようかと思いましたが、ベイトタックルを伸ばしたままにしていたので、午後もベイトタックルにしました。まぁ、疲れていたので少しでも楽をしたかったのです。

入渓して15分程度で、午前には見ることのできなかった良型のチェイスも見ることができました。しかし、一度チェイスしてきた時、僕の姿を見られたようで二度とルアーを追うことはありませんでした。
スピニングタックルなら、もう少し遠くから狙うことも出来たのになと、少し後悔しました。

で、護岸エリアをただただ上流へ向かっていると小さな春を発見。
渓流の花_20210403_1
渓流の花_20210403_2
この日は、最高気温も16℃程度と軽く汗ばむ陽気でした。植物も、ここ最近の温度上昇でどんどん成長しているようです。

気温次第では、1週間で景色が変わってしまうので、本音を言えばもっと頻繁に渓流を歩きたいところです。人生100年時代って言いますからね、仕事人生の中間あたりで好きなことだけやってみたいなというのが本心ですね。

てな感じで、護岸エリアとは言え、足元をしっかり観察していると、それなりに楽しめました。
釣果はというと、こんなポイントにて。
バラシ_20210403
段々になっている区間です。この中でも、流れが緩いポイントで魚の反応がありました。
しかし、合わせミス。まぁ、相手は小さく見えたのでしょうがないです。

ただ、この合わせミスからその先の数百mの区間は、見事にさっぱりでした。
最後のポイント周辺は、魚の気配はまったくありませんでしたが、ミズバショウが咲いていました。
ミズバショウ_20210403
これがなかったら、ただただ疲れる散歩で終わったと思います。


ここが最終ポイントだったので、終了して車に向かいました。
そして、帰り道で適当にロッドを振ってみると、魚が反応したので、本気で誘ってみると小さなイワナがヒットしました。
ただ、細いイワナだったので、ランディングネットから脱走してしまいました。なので写真はありません。
こんなポイントです。
小さいイワナが釣れたポイント_20210403
やっぱり、要所要所に魚は居るんですよね。ただ、ルアーに喰い付かせるほどのコントロールが僕には出来ていないということです。

基本的には、ほとんどの渓流に魚は居て、その中でやる気のある魚だけを釣っているというのが現状でしょうね。
やる気の薄い魚をどう動かすかが今後の課題です。

帰宅

この日は、この時期にしては気温も高かったので、正直もう少し釣果が出ると思っていました。
なので、結果は今一つでした。

特に、午前の疲れが効いていて、午後に守りに入ったのが敗因かなと思っています。あとは、せめて午後の区間はスピニングタックルでもっと遠くから狙うべきだったかもしれません。


西和賀町で作られているビールを片手に、1日の釣行を振り返っていました。
釣り終わりのビール_20210403
ヘリオス酒造の運営に変わってから、ついにヴァイツェンが販売開始されました。
冷蔵庫から出して、少しぬるくなるあたりが香りが出ておいしいと思います。

1日釣りをして、締めくくりにビール。
正直、これだけで人生は最高だと感じます。