どうも、釣り人の有馬です。

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アンバサダー1500Cの調整について、第6回目になります。
今回は、カスタマイズではなく、内部の確認とグリスアップです。

前回のコグホイール交換時に、スプール回転時に動作する部品にはグリスではなくオイルを塗ってみることを試していました。

そしたら、使い心地が変わったんですよ。

で、これは効果があるなと思ったので、今まで開けたことがなかったハンドル部分を分解して、こっち側はグリスメインでメンテナンスをしてみることにしました。

分解スタート

まずは、ハンドル部分を外します。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_1
次に、ハンドルを外していきます。
ハンドルリテーナーのネジをマイナスドライバーで外した後に、コンビネーションレンチのねがねレンチ側でナットを外します。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_2
少し回して緩めてから、ハンドルリテーナーを抜く方法で僕はやっています。

ハンドルリテーナーとナットを外すと、Eリングが現われます。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_3
僕は、細いマイナスドライバーを使用して取り外します。
取る勢いが良いと、Eリングが飛んでいくので注意が必要です。

Eリングを取り外せば、ハンドルが外れます。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_4
さらに、ワッシャーとスタードラグも外します。
ワッシャーが、サビてるなと思いましたが、とりあえず見なかったことにして作業を進めます。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_5
ここまでくると、ハンドル軸に見えている黒い部品なんかが、逆さにすると外れてくる状態になります。
ここで、その部品あたりを押さえながら、逆側のネジを外すことにしました。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_6
外すネジは2本です。マイナスドライバーを使用して外します。

ネジを外したら、さっきの黒い部品を押さえながらフレームを外します。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_7
このように、分離されます。

黒の部品を押さえながら分離しないと、黒の部品の下に付いているワッシャーも重力によって落ちてくるので、黒の部品を押さえながら作業をした方が良いと思います。


ここまでは、それなりに予習していたのですが、その後はばらすのに不安があったので不安になる隙を与えず一気にばらしてみました。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_8
本当に一気にいってしまいました。
一気にやり過ぎて、この時点では、正しく元通りにできるか不安でした。

しかし、内部の部品の状態を見て、これはグリスアップしなくてはなと思っていました。
そして、手を汚しながら、メインギヤとか、ピニオンギヤとか、プレスアーム周りにグリスを塗ってみました。

特に、クラッチ周りのプレスアームという黒いクワガタみたいな部品の周辺には、効果が出るように考えて必要最低限でグリスを塗ってみました。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_9
使用したグリスは、スピニングリールのオーバーホールを依頼したSelfishのグリスです。
写真では、アンバサダーのハンドル部とグリスという絵になっていますが、正直ここまで組み上げるのに苦戦していました。

その理由が、アンチリバースドック13372という部品の存在です。
ちなみに、アンチリバースドックとは、この部品です。
アンバサダー1500C アンチリバースドック
勢いよく分解していたので、まっさきに取れてしまい最初どの位置にあったのか不明な部品でした。
ただ、この部品はリールを巻く時の逆回転防止の役目をはたしているので結構重要な部品です。
なので、分解するときは、意識しながら取り外しましょう。


意識していないと、本当に「君はどこにいたんだい」という状態に陥ります。
そして、意識していないとこの子の役目も分からないので、どういった状態ではめ込むのかも分からなくなります。

ここで書いているということは、僕はやらかしたということです。

結構パニックになりました。
そして、ネットの力を借りていました。


結果、写真のようにメインギヤブッシングにイイ感じにセットすれば良いということがわかりました。
ネットって素晴らしいですね。
田舎にいても、ちょちょいと検索することで理解出来てしまいます。

ということで、グリスアップも終え、無事にハンドルユニットをフレーム側と合体するところまできました。


これは、終わったことなので、スムーズにいっているような感じですが、実際は時間も掛かりましたし、凄く不安も感じていました。
元に戻せるのか、すごく不安だったんですよ。

でも、無事合体。
アンバサダー1500Cのハンドルユニットのグリスアップ_10
「ちょっと待て」
我ながら驚いていました。

「なぜ、どこぞのワッシャーが1個余っているのか」
僕は、アンバサダーの図面を眺めました。

「はぁ、君は3904のワッシャーか」
場所が分かったので、再度ハンドルを外しワッシャーを入れて戻しました。

完成。


そう、完成はしたんですよ。
ただ、さっきのワッシャーを戻す時に、気付いてしまったのです。

「3915のワッシャー無くね」

無いことには気付きましたが、今どうすることもできなかったので、とりあえず完成させて軽くキャストしてみることにしました。

効果

軽くキャストしてみると、リーリングの感触が少し重いなと感じました。
まぁ、グリスを塗ってすぐにキャストしたので、こうなったのでしょう。

1日寝かせて、気温も上がってくると、グリスも部品にうまく溶け合ったようで、キャストフィーリングが見事に変わってくれました。

もちろん、良い方にです。
で、飛距離とかではなく、巻き心地とクラッチの感じですよ。
アンバサダー1500Cにマイクロキャストスプール


アンバサダー1500Cを手にしてから、少し気付いていたことがあります。
それが、いじくるたびに変化するということです。

それで、ネットで調べていて一番それっぽいなと思ったのが、アンバサダーの精度についてです。

やはり現代のリールに比べると個々の部品の精度が少し低いために、公差の幅なんかが重なり、どこかの動作に影響してくるのがアンバサダーの性質なのかなと。

ただ、うまく組み上げれば、すごくイイ感じに動いてくれるのも逆の良さだと思っています。

だから、じゃじゃ馬的な部分があるんだと思います。
それも、やっぱり良さなんですよね。


アンバサダーに少しでも興味がある方、または、リールをいじってみたい方にはやっぱりおすすめのアンバサダーです。

そして、小型のアンバサダー1500C。
自分も持っているので、おすすめです。