どうも、釣り人の有馬です。
今回は、ハンドメイドミノー初回製作の第3回目になります。
前回の終わり時点では、今回はディッピングとアルミテープ貼りあたりを書こうかと思っていましたが、結果的には失敗作を作り上げたので、さっさと初回製作については終わらせたいと思います。
ちなみに、これまでの2回はこんな感じです。
前回までで、ウェイトとワイヤーフレームを入れ接着まで完了しているので、今回はディッピングからになります。
ディッピング
まず、ディッピングとはコーティングのことです。
バルサ材は、柔らかいので、そのまま使用するとすぐ壊れると思います。
なので、コーティングをしてカチカチにさせていきます。
で、ここまでは、わかるのですがコーティング剤は種類がありまして、素人にはさっぱりな訳で僕の場合は、これがネックでミノー作りをなかなか始められずにいました。
しかし、とある動画から購入したいコーティング剤が決定しました。
その動画が、こちらになります。
Zanmai luresの小平さんの製作風景です。
冒頭の「まぁ、無駄の極致ですからね、ハンドメイドミノー。そこがいいんですよ。」
プロが、無駄の極致と言っている場面、ここにゾクッとしまして、何度も見ている動画です。
そして後日、Zanmai luresではオリジナルのセルロースセメントを販売しているということを知り、購入。
僕のハンドメイドミノーは、セルロースセメントからスタートすることになりました。
で、ディッピングは、セルロースセメントにサッと入れて、スーっと抜き、乾燥。これを何回も繰り返していきます。
乾燥時間は、6~8時間程度と言われていて、1日に1回はディッピングしないとコーティング層にヒビが入ったりするそうです。
なので、時間を要します。どこかに出勤しないといけない場合は、ディッピングのスケジュールを考えておく必要があると思います。
僕の場合も、出勤の都合上、朝のディッピングは難しいので、平日は帰宅後にしていました。で、休日に、1日2回ディッピングする感じです。
ということで、ミノー作りの大半の時間はディッピングだと思ってよさそうです。回数も10何回とかですからね、完成まで10日以上掛かると思います。
本当に、適当に作っているので、あまり写したくはないシーンですね。
ディッピングは、毎回、頭とお尻の方向を交互に漬けていくとコーティング膜の厚さのムラを抑えることができるらしいです。
僕の場合は、頭を下向きからスタートしてみました。
で、8回程度繰り返して、それなりにコーティングが厚くなってきたので、次工程に進んでみました。
アルミテープ貼り
ここからは、ものすごく簡易的な作り方になるので、きちんと塗装までする方には参考にならないと思います。
僕の場合は、とにかくそこそこ使えそうなレベルのミノーを作れるようになるまでは、簡易的にいきたいと思っています。
バルサのナチュラルカラーなので、アルミテープも全体的ではなく、部分的に貼り付けることにしました。
まずは、アルミテープに下書きをしてカットしていきます。
テンプレートを作っておくと量産が簡単です。
で、これをミノーに貼ります。
やはり、使用時に見えやすいカラーが必要かなと思ってしまいました。
そして、ここから再度ディッピングを行います。
今回は、この後4回ディッピングを行いましたが、たぶんもっと必要かもしれません。素人のため、今のところ、どの程度ディッピングすべきか試しているところです。
リップ取り付け
ディッピング終了後、バリ取りを経てリップの取り付けを行いました。
まずは、リップ作成から。
ハンクルのサーキットボードを購入してみました。厚さは、0.8mmです。
サーキットボードに下書きをして、工作ハサミなどでカットし、ヤスリで整えます。
そこまで、硬い物ではないので、ヤスリで結構思い通りの形にできました。
ただ、下書きの時点で左右対称になっていなかったようで、なんだか曲がった感じになってしまいました。
まぁ、最初なのでこんなもんです。
そして、いよいよリップ取り付けに入っていきます。
リップの角度は、ミノーの動きなどに影響するポイントだと思うので、どうすべきか結構悩みました。
で、角度を揃えて作るため、紙に線を引き、それを目安にリップの取り付け穴を掘ることにしました。
結果は、びっくりですよ。
4個全て別の角度。おまけに、45°で作ったはずが、40°で作ったものより角度が浅かったりしました。ド素人全開です。
商品パッケージがルアーの写真だったため、購入しています。
乾燥に時間が掛かるため、夕方に接着して夜を越したくらいが良さそうです。
とりあえず、見てくれは別として、形にはなりました。
今回のモデルは、Type1としたので、Type1.01~1.04の4個完成です。
当分は、ミノーに名前は付けず、それなりに使える形が出来たら、少し数を作り名前を付けたいなと思っています。
まぁ、そこまでいけるか心配ではありますが。
スイムテスト
そして、最後のスイムテストです。
スイムテストと言っても、ここ岩手県西和賀町は2m以上積雪があり、おまけに日中でもマイナスの気温が多いので、風呂場のみでの確認です。
今回のType1は、シンキングでそこそこトゥイッチが出来るモデルを目指しました。
出来上がりの想定ウェイトは、4g程度。
しかし、結果はびっくりですよ。
【Type1.01】
リップ①、リップ角度約40°、ウェイト4.1g
スローシンキングで、泳ぎはダメ
【Type1.02】
リップ①、リップ角度約25°、ウェイト4.2g
スローシンキング、泳ぎはType1.01より少しマシ
【Type1.03】
リップ②、リップ角度約45°、ウェイト4.3g
フローティング、泳ぎは全然ダメ
【Type1.04】
リップ②、リップ角度約35°、ウェイト4.1g
スローシンキング、今回の中では一番マシな泳ぎ
シンキングミノーのはずが、かなりのスローシンキング。おまけに、Type1.03はフローティングですよ。本当に全然沈みませんでした。
で、泳ぎは現場で使えそうなものは無し。
レンジキープなんて、何それ?というレベルのミノーが出来てしまいました。
いやー、がっかりです。
冬の風呂場で、テンションガタ落ちですよ。
既製品とは、雲泥の差。
この初回製作の2週間くらいを思い出したりしていました。
とは言え、クソなミノーを作ったことで、心に火が付いたので次回に繋げていきたいと思いました。
ダメなミノーの作り方その1は、記憶に刻まれたわけです。これを改善しながら、繰り返しさえすれば理想形に近付けるはずです。
さて、2022年、進めていきますか。