どうも、釣り人の有馬です。
今回は、3回目のハンドメイドミノー作りです。
初回は、失敗。
2回目で、とりあえず沈んで、そこそこ安定して泳ぐミノーを作ることができました。
2回目のハンドメイドミノー作り
前回の結果で、初回に製作したType1については、お蔵入りにしようかと考えていましたが、ウェイトの増加と位置変更を試したくなりました。
なので、この3回目の製作では、Type1の改善を行うことにしました。
構想
Type1は、完成後でウェイトが4.2g程度のミノーでした。
なので今回は、少しウェイトアップして4.5g程度の完成を目指しました。
あとは、Type1は沈みにしても泳ぎにしてもダメだったので、ウェイト位置も少し変更してみることにしました。
これにより、おそらく重心がずれるだろうと思っていました。
そして、その結果が見たいなと。
それと、作り方も2回目までとは少し変えてみようと思っていました。
各部位の製作
まずは、バルサシートの切り出しです。
今のところ、ミノーの絵を紙に書いて、そこから透明プラ板でテンプレートを作り、バルサシートに形を写しています。
ただ、Type1はテンプレートがまずくて、50mmのミノーのはずが55mm程度になってしまうミスをおかしていました。
なので、50mmになるようにテンプレートから作り直しました。
ウェイト位置も変更になっているので、Type3としました。これで、本当にType1はお蔵入りになると思います。
で、バルサシートから切り出し、ワイヤーフレーム作りに取り掛かりました。
前回までは、ここでバルサを貼り合わせ、削りとサンディングを行っていました。
接着前に、形を整えるやり方です。
ただ、前回までで、この作り方の難しさが分かっていたので、少し順番を変えてみました。
曲面になっていないため、ウェイトスペースの掘り込みも、グラグラしないので以前より楽に作業を行うことができました。
貼り合わせ~サンディング
で、数時間の乾燥。
そこから、カッターで粗削りしていきます。
それっぽい形になったら、ヤスリ掛けしてサラサラにしていきます。150番のサンドペーパーで削り跡の凹凸をなくし、400番のサンドペーパーで仕上げを行っています。
ディッピング~完成
ここから数日のディッピング作業になります。
作業自体は、それほど時間を要しませんが、乾燥時間が必要なので会社に出勤する日は、1日1回のディッピングになります。
今回は、10回ディッピングしたところでアルミテープの貼り付けを行いました。
さっさと、エアブラシによる塗装にチャレンジしてみたいところですが、そこは敷居がありましてね、ちょっと躊躇しているところです。
絵具の筆塗りの上にアルミテープを貼るので、アルミテープも全体を覆うサイズではなく、小さめ目にカットしています。
そして、貼り終えたら更にディッピング。
今回は、全部で16回行ってリップの取り付けに入りました。
リップ作りは、ディッピングの最中に行っている感じです。
で、取り付け。
そして、完成。
動きの大きなものと、安定感がある動きのものが出来上がると予想していました。
スイムテスト
ここで、風呂場に移動してスイムテストです。
スイムテストといっても、風呂場なので沈み方の確認と一定速度での泳ぎ方の確認になります。
現場でテストを行ったことはまだ無いため、このテストにどれほどの意味があるのかは分かりません。
ただ、最低限の性能は確認できると思っています。
Type1の時みたいに、シンキングで作ったつもりがフローティングだったりするわけで、そのくらいは確認できます。
では、結果です。
【Type3.01】
リップ④、リップ角度約40°、絵具カラー、ウェイト4.6gスローシンキング~シンキング系
結構トゥイッチいけそう、スローでも泳ぐ感じ
【Type3.02】
リップ③、リップ角度約30°、絵具カラー、ウェイト4.5gスローシンキング~シンキング系
Type3.01より水平フォール
Type3.01より泳ぎは地味、ただ安定しているかも
ということで、まずはどちらも沈んだので良かったです。
また、泳ぎも現場で試してみたいレベルでした。
作るたびに、コツとかが分かってきたわけですが、これの横に市販されているミノーを置くとやっぱりがっかりしますね。
カラー以前に、形が洗練されていないというのがよく分かります。
そして、中年太りのような風貌。
もっともっと、手を動かさないとダメなようです。
ちなみに、塗装については、部屋が臭くなるので躊躇していたのですが、水性塗料だと臭いが少ないようなので検討しているところです。
ただ、まずはミノー作りの精度を上げることが先ですかね。
先は長そうです。
気長に行きたいと思います。
この本が欲しいのですが、高騰していて購入できません。
当時、定価で購入できた方がうらやましいですね。