どうも、釣り人の有馬です。

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2月になり、各メーカーから新製品のプロモーションが始まりました。
個人的には、何と言ってもシマノの22ステラかなと。
ここ数年、リールはステラを使用してきましたからね。

とは言え、今年はそれ以上に気になっているリールがありました。
まぁ、タイトルの通りではありますが、全く最新のリールではありません。

性能だって、ステラと比較したら昔のリールなわけです。
それでも、個人的にはステラには無い魅力を感じているので購入しました。

それでは、いってみますか。

カーディナル33

タイトル通り、カーディナル33です。
カーディナル33_1
色々と問題があると言われている復刻版を購入しました。
もちろん中古での購入ですが、ほとんど傷がないものを20000円以下で購入することができました。

で、これまで僕のブログを読んでくれている方だと、前にカーディナルの記事なかったっけと思うかもしれません。

すでに、2021年渓流シーズン中に購入して、最終日に使用していました。
Cardinal-3RD-CDL_8
カーディナル3RD CDLというモデルです。

なので、なぜ購入したのか不思議に思う方もいるかもしれません。

なんでかというと、まずはカーディナル3RD CDLは、現在それなりにレア物になっていまして、要は金銭的価値が上昇しているため、ガシガシ使用するのに少し躊躇してしまうというのが本音です。

今で考えれば、かなりお得に購入できたリールでして、売却すれば確実に利益が出てしまうのが現状です。

なかなかに魅力的なわけです。
そんな感じで、あまり傷を付けたりしたくないなと思っていました。
要は、小心者なんですね。


あとは、上と同じような理由ですが、自分でオーバーホールを考えていますが練習用が欲しかったというのがあります。

カーディナルは、複雑な構造ではないので、自分でメンテナンスしやすいですが、部品の精度により組み上げで巻き心地とかが変わるんですよね。

これは、アンバサダー1500Cのメンテナンスで感じていたので、カーディナル3RD CDLを自分でいじくる前に練習しておきたいなと。
まぁ、自信がなかったわけです。

それで、どうせメンテナンスに挑戦するなら、色々問題があると言われているモデルで練習してみたいなと思い、復刻版のカーディナル33を購入しました。


文章だけになっていたので、そろそろ写真を出しますね。
カーディナル33_2
以前は、このルックスに何も魅力を感じることはなかったのですが、今はステラより触る時間が圧倒的に多いですね。
酒を飲みながら、眺めたり巻いたりしてますからね。

カーディナル33_4
元々は、OAというシールが貼られていたと思いますが、最初から剥がされていました。
それでも、傷がほとんどなく綺麗な外観です。

カーディナル33_5
フットナンバーが逆さになっているモデルです。

カーディナル33_6
このアナログ感、素敵です。

ロッドにも装着してみました。
カーディナル33_8
色的には、カーディナル3RD CDLの方が合っているように感じましたが、これはこれで味があります。

問題点は?

さて、外観については、そこはカーディナルなので満足しています。

ただ、この復刻版のカーディナル33は色々と問題があると言われていまして、実際に触ってみて実感しました。

まずは、巻き心地が重いということです。
一番最初に巻いてみた時は、リール自体が冷えていたこともあり、本当に重かったです。もうね、「重っ!」て軽く笑ってしまいましたよ。

で、部屋でリールを数時間放置してリールが温まってくるのを待ちました。
そして、もう一度巻いてみました。

「やっぱり、重っ」
さっきよりは、軽くなっていましたが、やはりカーディナル3RD CDLと比べると全然です。
もうね、ステラと比べることなんて出来ませんよ。
別競技っていうレベルです。

なので、サイドのカバーを開けてみました。
カーディナル33_7
予想通り、凄くグリスがべっとり。
メンテナンス練習を兼ねて購入したリールなので、あとでメンテナンスしますが、この時はとりあえず見えているグリスをキッチンペーパーで拭きとり、軽く新しいグリスを塗ってみました。

すると、巻きが軽くなりました。
まぁ、軽くなったと言っても、さっきよりはというレベルではあります。


それから、問題点としてあげられるのが、ラインの巻き形状です。
例えば、カーディナル3RD CDLはこんな感じでした。
カーディナル-シャロ―リング_7
綺麗に平行巻きになっています。ちなみに、シャロ―リングというものを取り付けて底上げはしています。

そして、復刻版のカーディナル33はというと。
カーディナル33の後ろ巻き
でました、予定通りの後ろ巻き。
プリンのような形状が特徴ですね。
これにより、ライントラブルを起こしやすいということです。
こちらも、シャロ―リングは取り付けてあります。


それと、ベールの動作がなんかもっさりしてるんですよね。
カーディナル3RD CDLだと「ガシャ」っと、ベールアームが降りるんですけど、これは、「ガ シャ」って感じで、ワンテンポ遅いですね。


ということで、予定通り問題点が理解できたので、メンテナンス練習を兼ねて今後いじっていきたいと思います。

まぁ、性能でいえば軽くディスってしまうリールではありますが、メンテナンスして使用してみたいと前向きに思ってしまう魅力的なリールでもあります。

カーディナルマジックなのです。



カーディナルを購入したら、この本があると安心かもしれません。
Cardinalの本

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