どうも、釣り人の有馬です。

カーディナル33(特に復刻版)は、トラブルが多いと言われています。
その原因の一つとしてあげられるのが、スプールにラインを巻いた際の後ろ巻きなんですね。
カーディナル33の後ろ巻き2
僕の復刻版カーディナル33もノーマル状態だと後ろ巻きになりました。
うん、プリンですね。

この状態だと現場でのトラブルもありそうなので、なんとかしてやろうと思いました。

後ろ巻き対策

で、後ろ巻き対策にも何種類かあるようなのですが、今回は簡単な方法を試すことにしました。

それが、ベアリングの上にワッシャーを追加するというものです。
これで、ローターを底上げして、ラインを巻く位置を少し高くします。
カーディナル33の後ろ巻き対策_2
ベアリングはベアリングロックという部品で固定されていて、このベアリングとベアリングロックの間に入るようなワッシャーが必要になってきます。

サイズ的には、外形12.8mmくらいまで、内径8mmくらい、厚さ0.8mm~1mmくらいです。


専用のワッシャーもあるにはあるようですが、とりあえず家の中で使えそうなものが無いか探しました。

すると、だいぶ前に購入したボルト、ワッシャー、ナットのセットを発見。

サイズが数種類入っていたので、その中で使えそうなものを探してみると、外形12.75mm 、内径6.65mm 、厚さ1mmというワッシャーを発見。

内径だけが小さかったので、ヤスリで削ってみました。
カーディナル33の後ろ巻き対策_1
まん丸には、削れませんでしたが、とりあえず入ればOKとしておきましょう。
カーディナル33の後ろ巻き対策_3
入ったのでOKとします。

ここにローターが乗ってきます。
カーディナル33の後ろ巻き対策_4
ワッシャーの厚さ分、スプールの上の方にラインを巻くようになるはずです。


ローターをセットして、ナットで固定。
カーディナル33の後ろ巻き対策_5
1mm近く底上げされたので、ナットもその分締め込みができなくなります。
ここが上がり過ぎるとスプールに接触します。

スプールをセットしてみないと何とも言えないので、とりあえずセットして回してみました。
特に異音なども無く、問題無さそうでした。

なので、スプールにラインを巻いてみました。
カーディナル33の後ろ巻き対策_7
おっ、いい感じ。
カーディナル33の後ろ巻き対策_6
ちなみに、スプールにはシャローリングを取り付けてあります。


今回のワッシャー追加で、後ろ巻きは改善されたようです。
先日3時間ほど現場で使用してみましたが、これといった大きなトラブルは無かったため、対策の効果はあったのかなと思います。

ただ、1mm程度の底上げにより、外観は少し変わります。
カーディナル33の後ろ巻き対策_8
ローターの付け根に段差が生まれます。

とりあえず、現状では問題が発生していないため、今後もこれでいこうと思います。
何かトラブルがあったら、ブログ記事でお知らせしたいと思います。

改造される方は、自己責任でお願いします。