どうも、釣り人の有馬です。
ここ数年、小渓流(沢)でのルアーフィッシングが楽しくなってきていまして、夏場なんかも雨が降った後は向かうことが多くなりました。
今回の釣行は、増水後の小渓流巡りです。
基本的には、尺物は期待せずに釣りをしているのですが、今回は出てしまいました。
しかも、まったく予想していなかったポイントで尺物がヒットしたため、かなり慌てたファイトになりました。
そのシーンがやたらと記憶に残っていて、他の釣果の記憶が曖昧になってしまったので、釣行記録としては薄い内容かもしれません。
なんとか思い出して書いていきたいと思います。
2022年7月21日の釣行
天気予報では、この日の午前が曇り、徐々に天候が回復し最高気温も26℃ほど。
先日の大雨により川は増水傾向なので、この日は小渓流で1日中釣りをする予定でした。
晴れ間もあるかもと思い、この日はウェットウェーディングを選択。
なので、浅瀬が多い小渓流を選んだというのも実はあります。
深場が多いと、水につかっている時間が長くなり、足が必要以上に冷えてしまうんですよ。
ということで、1日の釣りで釣果もそれなりだったので午前と午後に分けて書いていきます。
午前の部
まずは、午前の部です。
最初に向かった渓流は、先日、先行者ありで諦めた渓流です。
今回は大丈夫だろうと思い、行ってみました。
しかし、またしても先行者。
仕方がないので場所を変更しました。
向かった先は、こんな小渓流です。
雪解けが終わると、水位が下がってルアーフィッシングが厳しくなるので敬遠していましたが、増水したので来てみました。
思ったよりは、増水が落ち着いてきていましたが、十分に釣りができる水量でした。
入渓がおそらく10時近く。
30分程度歩いた先で最初の反応がありました。
最初はアップストリームで狙っていましたが、チェイスはあるもののヒットには持ち込めなかったので、締めのダウンストリーム。
で、たしか2投目でヒット。
とりあえず、これでボウズは回避です。
しかし、そこから先、あるポイントを境に水位が下がっていて苦戦を強いられました。
なぜ、こんなに水位が低いのか不思議でしたが、1つだけ考えられることがあったので、とりあえずその答えが分かるポイントまで釣り上がってみました。
予想的中。
あるポイントで、流れが分岐され、これまでメインだった流れがサブの流れになっていました。
なので、そこから上流は、もとの水位になりやっと釣りを再開することが出来ました。
で、こんなポイントにて。
すると1投目でヒット。
イワナ中心だと思っていたのですが、これで秋の釣りも期待が持てそうなポイントになりました。
お次は、こんなポイントにて。
そこを通るコースで、グリグリリーリング。
すると、1投目で飛び出してきました。
このグリグリリーリング(高速リーリングのスピード可変)は、ルアーの1m以上後ろを見ながらやっているのですが、スーっと魚が飛び出してきて、一気に喰いあげる瞬間まで見れるのでたまりません。
ただ、これまでの季節と違ったポイントで釣れることが多いため、動画収録するのが難しいところです。
釣行時すべて動画撮影すれば可能なのですが、そこまでする気にはなれないもので。
そして、お次はこんなポイントにて。
なので、なんとか奥にルアーを投入できるよう最大限に集中していました。
かなりの確率で、勝負は1投です。
集中してキャスト。
結構外すことも多いですが、今回はズバッと入りました。
そこからグリグリと。
スーッと飛び出してきて、パクッですよ。
やはりこの釣りは、スリリングで楽しめます。
そして、12時頃になったので車に戻ることにしました。
車に戻った後は、昼食をとりながら午後の釣行を考えていました。
快適ですが、やはり気温が30℃くらいまで上がらないと、僕には少し冷えすぎます。
イワナが釣れるくらいなので、水温は結構低いんですよね。
午後の部
考えた結果、この小渓流を選択しました。
先日も増水後に来てみたのですが、その時は水位が低かったので諦めました。
今回は、釣りが出来そうなくらいは水位があったので入渓。
開始早々から、周囲を背の高い草に覆われ、緊張感がありました。
緊張感の理由は、クマです。
視界が悪すぎて、近くで遭遇してしまうシーンが頭をよぎっていました。
しかし、そこを超えると少し開けてきました。
そして、こんなポイントにて。
少し深さがあるので、底を探る釣りも考えましたが、グリグリリーリングを選択。
小さいですが、3尾程度ワーっと追いかけてきて、その中の1尾がスピードアップして喰いあげてきました。
まずは、この渓流での初ヒットです。
そして、そこから10分程度、こんなポイントにて。
勝負は1投。
着水後、グリグリしていると出てきました。
ここで帰られるか、一気に喰いあげてくるか。
小物はわりと諦めて帰ることがありますが、良型になるほど、動き出せば喰ってくることが多くなる印象です。
そして、ここではこちらに軍配。
続いては、こんなポイントにて。
今回は、底を探る戦略で、ゆっくり目のリーリング。
すると、ヒット。
自分の3分の1はあるミノーを喰ってくるんですからね、なんと獰猛な。
そして、そこから10分程度、念のため投げた1投。
でも、投げてグリグリと。
このポイントでは、大物クラスです。
引きも強く楽しめました。
そして、そこからは30分以上釣れることなく釣り上がっていました。
蜘蛛の巣がやたらと多くラインに絡まります。
それを解除して、少し移動すると次のトラップ。
疲れもあり、蜘蛛の巣には、わりとイライラしていました。
まさかの尺岩魚
そして、こんなポイントで事件が。
倒木ゾーン。
しかも流れが結構速く、ルアーを通せるのは倒木間のせいぜい3m程度。倒木の下にキャストを入れても、1秒程度で泳ぎきってしまう感じ。
正直、釣れるとかは考えずにキャストしていました。
1投目。
そこそこの着水点。
リーリングしていると動きあり。
実は、家に帰り動画を何回も見ていると、この時点で大きな動きがあったことがわかりました。
釣行時は、ミノーの少し後ろを見て、魚の動きを確認していたのですが、ここではそれ以上のスピードの動きがあったので、その時は別の小さな動きだけ認識していました。
そして、2投目。
1投目と似たようなポイントにキャスト。
1秒程度リーリング。
手前にある枝に引っ掛かったと思いました。
しかし、その後に引っ張ってくる力。
なんだかよくわかりませんでしたが、とにかくヒットしたようだったので取り込み体勢へ。
まずは、枝に絡んだラインを解きました。
この時点では、ラインの先に抵抗を感じなかったため、外れたのかと思っていました。
少しロッドをチョンチョンして確認。
すると、想定外の大物が掛かっていることがわかりました。
ドラグがジリジリ鳴ります。
結構締めこんでいたので、ロッドが折れそうになるくらいには引っ張られていました。
焦りながらも、なんとかドラグを設定。
これで、ある程度ラインを放出しました。
そして、枝に絡まったラインを解除。
解除はしましたが、あちらも逃げることに必死です。
その勢いで、逃げ込む枝の密集ゾーン。
今度は、ドラグを締めこんで、その逃げ込んだゾーンから引き出します。
なんとか成功。
しかし、出てきた先には、倒木そして結構速い流れ。
そして、色々とトラップがありましたが、なんとかネットイン。
計測はしていませんが、35cmあたりだと思います。
やはり、枝ぐちゃぐちゃゾーンには大物が隠れていることがあるので気が抜けませんね。
掛けたまでは良いのですが、その後がね。
ということで、そのシーンの動画です。
この日は、ヒットシーンをほとんど撮影できなかったので、この尺イワナのみのシーンです。
正直、動画撮影していたのが奇跡ですね。
少しは、釣れる気配がしていたんでしょうね。
この日の釣行は、16時少し前に終了。
思ったより水温が低くウェットウェーディングでは、1回足がつってしまいました。
やはり、晴れ間が多い日でないと、少し寒いですね。
そして、釣り上がりを拒む存在の蜘蛛の巣。
小渓流は蜘蛛の巣が凄くてイラっとしてしまう瞬間がありますが、魚の反応が良く見えるのでやめられません。