どうも、釣り人の有馬です。

もう少しで2022年も11月。
庭の落ち葉_2022

1年のまとめをするには少し早い気もしますが、渓流釣りは岩手県の場合、3月初め~9月末。

なので、釣り人としては一区切りがつき、振り返る時間もあったので今一度渓流風景で2022シーズンをまとめてみたいと思います。

すべて地元である岩手県西和賀町を流れる、和賀川水系の風景写真です。

2022年3月

まずは、2022年3月5日に撮った和賀川本流の写真です。
和賀川_20220305_3
もう嫌になるほどの積雪。
この時点では、3月中に西和賀町で釣りを始めることが出来るのか、不安に思っていました。


不安でしたが、なんとか3月23日に西和賀町で2022初釣行することができました。
和賀川水系_20220323_2
渓流も1m以上積雪がある感じでした。
水温も低かったのですが、なんとかヤマメを釣り上げることができました。


3月、2回目の釣行はこんな渓流でした。
和賀川水系1_20220329
こちらも積雪が多かったですが、わずかに春が。
フキノトウ_20220329
日向にフキノトウ。
1ヶ月もすると、結構な背の高さになりますが、出たての時は綺麗ですね。

2022年4月

4月、最初に釣行した渓流は、やや積雪が減った印象。
和賀川水系_20220405_1
しかし、場所を変えるとこんな感じでザ・冬の風景
和賀川水系_20220405_4
この写真は同じ日で、距離的には6kmくらい離れているでしょうか。それでも、10km以内でこの違いですからね。

場所を間違えると釣りになりません。


そして、4月は風景が激変してきます。
ミズバショウ_20220410
水辺に咲くミズバショウ。

フキノトウも成長中。
フキノトウと渓流_20220420

この日は、運よくカタクリも発見。
カタクリ_20220420

僕は、この季節が好きですね。
とにかく西和賀町は、冬が厳しく辛い。

その気持ちを一気に溶かしてくれるのが、春の植物なんですよ。
最近は、歳のせいか尺イワナよりも、ミズバショウやカタクリの群生を見つけた時の方が嬉しかったりします。
ミズバショウ群生_20220423
カタクリと渓流_20220426
カタクリは群生ではなかったですが、渓流をバックに撮れたので満足でした。

2022年5月

西和賀町では、GWあたりに桜が満開になる場所が多いです。
なので、釣りをしながら寄り道をして桜を眺めたり。
弁天島の桜_20220428
この頃になると、渓流にも次の季節の色合いが。
新緑_20220506
日当たりが良い場所では新緑。
ただ、日陰には雪が健在。
GWでも残雪_20220506
この新緑と積雪写真は、同日同渓流での撮影です。

4月は、植物によって風景に色付きが出てきますが、5月は風景自体が色付き始めます。
新緑の初めの頃だと、散った桜の花びらが渓流に漂っていたりして、発見すると感動しますね。

やっぱり、歳と共に釣果より、風景に心が反応するようになってきたようです。
カタクリ_20220512
5月中旬を過ぎると、さすがに積雪を見ることは減り、新緑の中での釣りになります。
和賀川水系5_20220520

ただ、今年初めて行った区間では、5月下旬でも結構な積雪がありました。
和賀川水系1_20220520
やはり、上流はなかなか雪が消えません。
この、上には新緑、下には積雪の風景も良いですがね。


とにかく5月は、新緑が眩しく、心が躍ります。
まさに躍動。
和賀川水系6_20220520
和賀川水系_20220524_3

2022年6月

6月になると、さすがに上流部以外には積雪が無くなります。
そして、咲き出す、色とりどりの花。
渓流に咲く花_20220614
藤の花_20220614
新緑も威力が増します。
和賀川水系_2_20220614
もう単純に、そこに居るだけで清々しい気持ちになります。
和賀川水系_1_20220618
西和賀町の滝_20220623
夏に向け、深まる緑。
ウェーダーで汗ばみながらも、滝の音で気持ち的にはクールダウン。

こういう景色を求めて、ただただ釣り上がっているというのもありますね。
釣果は、おまけ的な。

2022年7月

6月中旬あたりから梅雨の季節に突入し、7月も基本は梅雨。
ただ、今年は全国的に梅雨明け宣言が早く出されました。
山アジサイ_20220704
この季節といえば、やはりアジサイかなと。
とくに、渓流に咲く山アジサイは風情があってグッドですね。


ここで、7月らしくない写真を。
7月の残雪1_20220705
初めて行った区間に、少しですが積雪がありました。
たしか、この日は最高気温が30℃近くあったので、もう変な感じでしたよ。
7月の残雪2_20220705
積雪も、とけるスピードが倍速になっていた感じでした。

まぁ、こんな風景はさすがに滅多になく、普通はこんな感じです。
緑と木漏れ日_20220705
新緑と木漏れ日。

和賀川水系3_20220705
新緑の渓流。

7月中旬になると、さすがに暑いのでウェットウェーディングの日も。
ウェットウェーディング_20220721

小渓流は、草もボウボウでクマに遭遇しそうで緊張感があります。
和賀川水系2_20220721

ただ、渓流は美しい。
和賀川水系_20220725

2022年8月

8月にもなると小渓流は、渇水状態が続くため雨を待ったりします。
で、8月は結構大雨が降ります。
その後に釣行すると誰でも良型と出会えます。

ただ、渓流の風景となると、新緑での感動はほぼ無くなり、渓流最終月の9月の間となるため、撮る写真も目新しさがなくなっていきます。
和賀川水系2_20220805

ただ、真夏の渓流では、一時的に奇跡的な風景を前にすることがあります。
和賀川水系2_20220808
気温30℃以上、でも水温は結構低い。
そこに通り雨など。
そして、注す光。

まさに幻想的。

この中で釣りをすると、釣果なんてものはどうでもよくなったりします。
一時的ですが。

で、この幻想的風景は、ずっと継続してくれないので写真に収めたい場合は、とりあえずロッドを置きましょう。

手には、カメラです。
そして、素早くアングル決定。

とりあえず、シャッターを切りましょう。
あまりに考えていると、幻想は消えてしまいます。

まさに幻想的なんですよ。
和賀川水系3_20220808

別の日にも、その瞬間があったのでパシャリ。
和賀川水系_20220821

僕の中では、8月の渓流風景写真といえば、この幻想的シーンですね。
これが撮れれば、ボウズでも、まぁいいかとなります。


いや、ならないか。

2022年9月

9月は、心が秋ヤマメ一色になってしまいます。
秋色のヤマメは、そこらの風景に勝ってしまうんですよね。

風景は、基本的に8月を継続した感じで、秋のそれにはほど遠い日が多いです。

ただ、部分的に秋がきていることがあるので、それを発見したらパシャリ。
9月の渓流_20220907

周りは、こんな感じだったりします。
和賀川水系1_20220907
本当に紅葉は、一部だけ。
そこをクローズアップする。それが、写真の良さだったりもします。

一瞬でも秋があれば成立しますからね。
栗のイガ_20220907
ススキ_20220926
紅葉始まり_20220929

でも、やっぱり一部分だと満足は出来ないんですよね。
10月に渓流に入れば、きっと満足出来る写真が撮れるのでは。

全体を写すと9月は、せいぜいこんな感じですね。
和賀川水系2_20220929
綺麗ですけどね。
やっぱり、シーズン最後に紅葉と渓流を撮りたいのが本音な訳です。

2022年10月

9月末で渓流釣りは禁漁に突入。
楽しかったシーズン。

ただ終了するとホッとします。

自然の真っただ中は、危険がつきもの。
やはり、シーズン中は緊張感がありました。

これで、少しリラックスできます。


ということで、リラックスも出来たので、紅葉の渓流を写真に収めに行ってみました。

ただ、少し時期は逃した感じですかね。
和賀川水系の紅葉風景2022_1
すでに落ち葉が結構ありました。

和賀川水系の紅葉風景2022_2
こちらは、前方はそこそこですが、後方はお寒い状態。

和賀川水系の紅葉風景2022_4
最後の写真は、結構紅葉してますね。
ただ、このポイントのポテンシャルは、こんなものではないんですよ。

時期を逃してしまいました。
残念、来年は、なんとか。


今年使用していたカメラは、釣行時はCanonのG7Xというコンパクトデジカメで、それ以外の時は、オリンパスのOM-D E-M5 markⅡというミラーレス一眼です。このミラーレス一眼に、オリンパスの12-40mm F2.8 PROレンズを装着すると、素人の自分にもそこそこの写真が撮れます。