どうも、釣り人の有馬です。

前回の記事で告知していた通り、ハンドメイドミノーの販売を開始します。

最初に書いてしまうと、まだまだ作りに粗があることは事実です。
なので、ルアービルダーが作ったというよりは、釣り人がブログのオリジナルグッズを作ったという認識でお願いします。

言い訳がましいですが、プロのルアーと比較するとその差は歴然なので、完璧を求める方は手にしない方が良いと思います。

ただ、オリジナリティは詰め込んだつもりです。

ショップ名

まず、販売については当分の間ネットショップのみで行う予定です。
ショップ名は、「Nishiwaga Lures」です。
にしわがルアーズと読みます。

正直、ショップ名については深く考えていません。
岩手県西和賀町でルアーを作っているのでNishiwaga Lures、ただそれだけです。

このブログのタイトルも「休日は、ほぼほぼ川にいます。」ですからね。
僕は、基本的にタイトルにはこだわらないようです。

販売ミノー名

続いて、販売するハンドメイドミノーの名称です。

その名は、「Warabi50S」です。
「わらびごーまるえす」と読みます。

この名称は、初めてミノーを作成する前から決めていました。


僕が住む西和賀町は、山間の町で山菜など自然のものが、有力な資源だと思っています。
その中でも、西和賀町で収穫されるワラビは、独特な粘りが特徴的で、山菜が苦手な僕でも結構口にしています。

しかし、まだまだワラビを含め山菜は、日本全体で考えればマイナーな存在だと思っているので、まったく関係ないルアーの名前にしてみました。

こうすることで、このルアーを手に取ってくれた方には、ワラビの存在が少し大きくなると思っています。

実際、この記事で2%くらいの方は、ワラビの存在が大きくなったかもしれません。
そんな方は、「西わらび」で検索すると、もっと深く知ることができますよ。

特徴

さて、ここからWarabi50Sの紹介です。

シンキングタイプのミノーでウェイトは約4.6gです。
バルサ材の部位により重量が変わるため、実際は4.47g~4.74gの間になります。

カラーは、選択肢なしのワラビ柄一択です。
Warabi50S右側
Warabi50S左側
お腹がオレンジ系、背中がチャート系カラーです。
アクリル絵の具での塗装なので、一般的なミノーとは発色がやや異なります。

ワラビ柄は、左右で少し違ったデザインにしています。
位置も少しずらしているので、真上から見てデザインが完成するイメージです。
上から見たWarabi50S
写真だと分かりにくいですが、左右に回すとワラビ柄の位置関係が分かります。

正面から見て左側の頬には、生産ロット(時期)を入れてあります。
Warabi50Sロット
写真の場合は、2301という表記なので、2023年1月に作ったものです。
厳密には、工程の途中でロットを入れるので、完成は次の月になる場合もあります。

ハンドメイド品なので、作るたびに少しずつ形状や塗装具合が変化していくと思います。
ロットを入れておくことで、歴史が分かるかなと思い、入れることにしました。

販売品の最初のロットは、2212です。


また、このようなパッケージで発送します。
Warabi50S_パッケージ
ちなみに、写真で登場しているWarabi50Sは、スイムテストや外観確認でNGになったもので、僕が2023シーズンで使用します。


あと、スプリットリングとフックの付属はありませんので、お好みのものを取り付けて使用してください。

ちなみに、僕が使用しているのは、下記の通りです。
 スプリットリング:カルティバ Fine Wire スプリットリングP-04 #0
 フック:MORPHO シングルフック 50mmミノー用 又は、カルティバ S-55M シングルフック#8 
Warabi50S_推奨フック

普段シングルフックしか使用しないため、トレブルフックでのテストは行ったことがありません。
すみません、完全に忘れていました。

使い方

Warabi50Sは、後方重心でお尻から沈んでいきます。


動きは、それほど大きくなく、平常時は細かなウォブリング系です。

激しいトゥイッチ向きではなく、リーリングとロッド操作で間を取るような動かし方を推奨します。
ラインを張って操作するのではなく、流れの中でラインを一瞬フリーにさせながら操るイメージです。

普段、市販されているプラスチック系ミノーを使用している方だと、本当に動いているのか不安になるかもしれませんが、細かに動いているため、ただ巻きでも釣れる時は釣れると思います。

ただ、そう簡単にはいかないので、リーリングとロッド操作で間を取りながら攻めるのが効果的だと思っています。

僕も使用初期は、本当に動いているのか不安でしたが、バルサ材の浮力により動きが細かく速いためそう見えていました。

あとは、ダウンストリームで水圧を受け過ぎないようにリップは小さめにしています。
したがって、アップストリーム時はロッドに伝わる力が弱めのため、動きを認識するのが少し難しいかもしれません。


Warabi50Sを使い慣れてくると、市販されているプラスチック系ミノーを使用した時に、なんというか車で言えばオートマ感を実感しています。

ミノー自体が釣りをしてるのではなく、自分で釣りを組み立てられるのがWarabi50Sだと思っています。


紹介動画も参考にしてみてください。


魚とWarabi50S

最後に、Warabi50Sで釣り上げた魚の写真を貼っておきます。

Warabi50Sは、Type8というハンドメイドミノーが原型になっていて、2022年は4月頃から使用しているので、合わせて100尾以上は渓魚を釣りあげています。
プロトタイプWarabi50S_1
2022年7月21日の釣行で釣れた尺イワナ。
7月20日の釣行からWarabi50Sを使用していたので、運良くすぐ結果が出てくれました。

これまでは、ヤマメ柄でしたが、ワラビ柄でもやはり関係なく釣れるということは分かりました。

続いて2022年8月5日の釣行で釣れたイワナ。
プロトタイプWarabi50S_2
プロトタイプのWarabi50Sなので、販売品とはワラビ柄の塗装が違います。
この頃から、最終的にはどんな塗装にするか迷っていました。

続いて2022年8月17日の釣行で釣れたヤマメ。
プロトタイプWarabi50S_4
この頃は、作業部屋が暑くて塗装では塗料が詰まりやすくなったり、コーティングが分厚くなったり、コーティングの乾燥時にかぶりという白化現象に悩まされたりしていました。

なので、梅雨~夏の時期は販売用のミノー製作は行わないかもしれません。

続いて2022年9月7日の釣行で釣れたヤマメ。
プロトタイプWarabi50S_3
ワラビ柄の塗装に迷い、手塗りなんかも試していました。
結果はボツですが。


こんな感じで、シーズン終了までワラビ柄の塗装については、どうするか決定できずにいました。
プロトタイプWarabi50S
色々試してみましたが、暗めのカラーで塗装したところ結構良かったので、最終的には一色で塗装することにしました。

ただ、そのカラーが販売終了のようなので、今後どこかの時点でカラーが微妙に変わるかもしれません。

外観的に変更があった時は、このブログかショップサイトでお知らせします。

ネットショップ

最後に、販売サイトのURLです。
https://nslures.handcrafted.jp

どうぞ、よろしくお願いいたします。
ワラビ畑のワラビ