どうも、釣り人の有馬です。
僕の住む岩手県西和賀町(にしわがまち)は、豪雪地帯なので4月に積雪があるのが平常ですが、2023年は気象庁のデータによると4月4日で積雪が0になりました。
去年の自分の釣行写真を確認してみましたが、今年は渓流も2週間程度、季節が進んでいるように見えます。
今年は積雪が少な目だったので、雪解け水による増水も早めに終わる可能性があります。
この時期は、かなりの小渓流でも釣りになることが多いので、時間を見つけて春ならではの釣りを楽しみたいところです。
2023年4月4日
天候は晴れ。
最高気温17℃程度。
先ほども書いた通り、データ上の積雪は0。
3月の釣行は、午後の3時間程度というのが定番でしたが、今回は午前から渓流に向かいました。
目標は、釣果的にはボウズでなければOKとして、新規区間開拓としていました。
使用タックル
リール:カーディナル3RD CDL
ルアー:ハンドメイドミノーWarabi50S、スプーンDO-UPの7g
ライン:アプロードGT-Rトラウトエディション4lb
タックルとは関係ありませんが、積雪がデータ上で0となっても渓流にはまだ積雪があります。
大抵の林道も車では入れない状態です。
釣行午前の部
釣行開始が10時過ぎ。
去年初めて釣りをした区間からスタートすることにしました。
去年の結果からボウズは無いと思っていたので、まずはまだ行ったことのない下流部を確認するため釣り下りから始めてみました。
あとは、川幅も狭いため新緑の時期から障害物が多くなり、キャストの難易度が異常になると思います。
なので、春や増水時限定の区間と思っています。
で、20分程度釣り下っていると前方には堰堤。
堰堤の上から下を眺めてみると、わりとある高さ。
前日に確認していた地図でも堰堤はなかったはずなので驚きました。
ただ、予定外の規模感だったため安全に降りれそうなポイントを探して降りてみました。
なので、GoProで撮っていた動画からの1コマ。
写真で分かってしまいますが、この位置からの2投目でヒット。
結構な引きの強さだったので、良型であることが確信できました。そして、この区間ならイワナだろうと。
幸先の良い釣果です。
正直、この時点で釣果的には満足したので、あとは新規区間開拓も含め、ただ楽しもうという余裕が生まれていました。
あと、Warabi50Sの販売用紹介写真で、魚といっしょのシーンを撮りたかったので、ここでクリアできました。
気持ちに余裕が生まれると、不思議と釣果も出たりするわけです。
そこから入渓地点に戻り、釣り上がり開始。
すると20mくらい進んだこんなポイントにて。
先ほどの堰堤は結構幅がありましたが、本来この支流は川幅2~3m程度の規模感です。
このポイントは、雪上からダウンストリームで狙っていました。
まずは、3投ほど流心左側の深みを確認。
特に反応なし。
次の1投は、念のため流心右側の小スポットへ。
小スポットでWarabi50Sを躍らせる感じに操作して、あとは流れを利用していました。
すると、チェイス発見。
なので、もう1度同じあたりにキャスト。
先ほどより、流心でWarabi50Sをとどめてみました。
2尾目のイワナです。
この時期のイワナは、アップストリームでの反応がイマイチなので、ダウンストリームが有効です。
まぁ、この時期以外でアップで狙った後にダウンで釣れると、少しがっかりしますが、この時期は最初からダウンで狙っているので満足感が違います。
あとは、小規模渓流だとダウンストリームといっても、数cmコースをミスっただけで釣果に差が出るので、そこが面白いですね。
続いて、釣り上がること5分程度。
倒木に沈んだ大き目の石。
イワナが好きそうなポイントを見つけたのでキャスト。
良いポイントにキャストが決まると予定通り反応あり。
しかし、ヒットさせることはできませんでした。
そこで次の1投は、少しずらしたポイントへ。
特に反応なし。
次の1投は、先ほど反応があったゾーンへ。
そして、流れを感じながらのダウンストリームでやっとヒット。
本当に順調に釣れていました。
この時点で、11時半頃。
もう少し釣り上がると去年良型イワナが釣れたポイントがあるので、まずはそこまで目指しました。
しかし、着いてみると変わってしまったポイント。
以前は増水時に来たからなのか、深めの良ポイントでしたが、今回は釣れる気配を感じない水深と流れ。
そうすると、やはり釣れないわけです。
なので、12時ちょっと過ぎまで釣り上がり車に戻ることにしました。
ランチタイム
花粉症ではありますが、やはりアウトドアでの飲食は最高ですね。
そして、コーヒーを飲みながら午後の釣行について考えていました。
おおよその区間は決めているのですが、午前の釣果があるため、午後は最悪ボウズでも良いかなとも思っていました。
なので、今までまったく行ったことのない区間へ。
釣行午後の部
まずは、行ったことがなかった区間へ向かいました。
ルアーフィッシングが出来る規模感かわからなかったので、とりあえずは眺めるつもりで。
到着し、川を確認。
川幅、景色、正直魅力に感じるところはありませんでしたが、少しあるけば堰堤があることはわかっていたので入渓してみました。
入ってみると、その狭さを実感しました。
この季節でなければ入ることができない感じです。
多くの枝が釣り上がりを阻んでいました。
魚も居るのか分からない状況で、とりあえずキャストできるポイントにはルアーを投げ込んでいました。
すると、こんなポイントにて。
とりあえずは、枝に引っ掛からないようにキャスト。
その2投目。
ルアーを少し引いていると、猛スピードで飛び出してきた影。
イワナのようでしたが、手前までチェイスしてきて結局は釣り上げることは出来ませんでした。
目の前の倒木がなければ釣れたかもしれませんが、とりあえずイワナが居ることは分かりました。
少し釣り上がると、どうしても戻って別ルートから上を目指さなければいけないようだったので、一時来た道を戻りました。
その際、気になるポイントを狙ってみると。
すると、ヒット。
これは、結構釣れるかもしれないと思い、そこからは上流にあるはずの堰堤を目指しました。
思ったより、良い規模感の堰堤です。
この少し前でイワナのチェイスが見られたので、このポイントに期待しました。
しかし、期待とは裏腹の反応の薄さ。
少し粘っていると小さめのチェイスをやっと確認。
それすら物にすることは出来ず、そこから少し釣り下り様子を見てみました。
結局、何度かチェイスは見られましたがヒットまでには至らず。
午前中は釣果に満足していたはずなのに、ここにきて欲望が出てきてしまいました。
この時、3時過ぎくらいだったので、近場に移動すれば1時間くらいは釣りが出来るかなと考えました。
善は急げということで、車まで戻り、春に釣れる定番のポイントに向かうことに。
15時半過ぎに現場に到着し、入渓。
この区間は、どこで釣れるか分かっているので100m以内の区間でなんとか結果を出そうと思っていました。
しかし、入渓してみると少し気にしていた雪解け水による増水の影響が出ていました。
思ったより、濁っていて少し厳しいかなと思ってしまいました。
なので、一番期待できるポイントへ。
で、期待を込めた1投目。
このポイントはUの字に近い流れになっているため、その中は結構渦巻き、複雑な流れを作り出しています。
何ヵ所か良いヨレが発生しているので、なんとかその中をなるべく時間をかけて通すよう操作していました。
すると、アタリあり。
すかさずアワセを行い、フッキングできたように思いましたが失敗。
1投目でのミスは痛いですが、濁りもあるため釣れるまで粘ろうと思いました。
少し立ち位置を変えながら狙っていましたが、反応が得られなくなってしまったので、ここでルアーチェンジ。
Warabi50SからスプーンのDO-UPに変更です。
すると、1投目からミノーとは違うフラッシングに反応あり。
期待が持てましたが、その後5投程度は空振り。
で、なんとか粘っているとヒット。
ついつい、「これじゃないんだけどな」と口走ってしまいました。
ここで釣れるのは良型イワナという頭になっていたので、この小ささには驚きました。
そこで、気分を変えるためルアーチェンジ。
Warabi50Sに戻しました。
このあたりで、目が慣れたのか、流れが微妙に変わったのかわかりませんが、期待できるコース取りが見えました。
すると、ルアーチェンジした2投目でヒット。
しかも、強い引き。
ジャンプまで見れました。
しかし、ナイスファイトの良型イワナでした。
粘った甲斐がありました。
ここで、やっと場所移動。
このポイントが最後になるだろうと思っていました。
そこでミノーを見せて、流れの脇まで誘い込み、その中でじっくり釣り上げる作戦です。
その作戦の3投目、ついに。
流れの脇をじっくりと操作していると目前で見えたチェイス。
次の瞬間には、ミノーをパクッと。
7尾目も良型イワナでした。
ここで終了でも良かったのですが、濁りがあるため、もう1投いけそうな気がしました。
で、その1投で。
サイズダウンはしますが、綺麗さではこの日のベストイワナだと思います。
ということで、1日を通して満足のいく釣りが出来ました。
まぁ、尺が出れば完璧だったかもしれませんが、あまり欲張ってもアレなのでね。
本当に今年は、季節の進みが早いです。
この調子だとGWには渇水傾向になっていたりして。
動画も作成してみました。
濁った水質でも魚にアピールできるWarabi50Sです。