どうも、釣り人の有馬です。

今回の釣行は、タイトル通り釣果は微妙でしたが、渓流釣りは趣味としては最高だなということを再認識しました。

自然の力を目の前にすると、自分のちっぽけさを感じることができます。
そこで、自分のちっぽけさを一度気持ちから外して、再度自然と対峙することで自然に溶け込める瞬間があるように思っています。

なにやら怪しい文章ではありますが、今回の釣行ではそんな瞬間があったように思っています。
ブナの木_20230621

2023年6月21日

天候は晴れ。
最高気温は26℃程度。

9時半あたりから入渓し、12時頃まで釣り上がりましたが、徐々に気温が上がり車に戻った頃には結構汗だくになっていました。

7月も近いですからね、そろそろウェットウェーディングの準備ですかね。

使用タックル

渓流タックル_20230621
ロッド:モーリスグラファイトワークスTRD-411FS-4
リール:カーディナル33
ルアー:ハンドメイドミノーWarabi50S
ライン:アプロードGT-Rトラウトエディション4lb

前回同様に今回もロッドがあまり振れない小渓流だったのでスピニング一択でした。

ボウズを覚悟した前半戦

今回の渓流は、こんな感じです。
小渓流1_20230621
川幅は狭めで、水深も釣り上がった区間平均では30cmくらいかもしれません。

去年初めて釣りをした区間で、特に釣果があったわけではありませんでしたが、渓相に惹きつけられるものがあったので今回来てみました。


目標は、サイズ関係なく3尾のイワナを釣る。

もともとマックス23cmくらいのイワナという想定で、カーディナルのドラグもガチガチにしていました。

以前来た時は、入渓点に近い位置で釣果があったので、今回も最初の1時間で1尾は釣り上げたいと思っていました。


で、15分くらい釣り上がったところで小さいながらも動きが見られたため、少しだけ粘ってみると。
バラシ1_20230621
何かヒットしましたが、2秒後くらいにバラシ。
やってしまいました。


そして、ここから1時間半くらい渓流散歩をしていました。
もう、全然釣れない。

キャストするとチェイスではなく、逃げてくる魚。
一瞬ルアーを追って、すぐにそっぽを向く魚。

これは、ボウズ濃厚だな。
ブログ記事は、どうするかなと考え始めていました。

そんな中、やる気のあるイワナを発見。
少し粘っていると。
バラシ2_20230621
目前で掛かりました。
しかし、次の瞬間にはルアーがピョーンと飛んだ。

これは、マジでボウズかも。

残り40分

時計は11時20分を過ぎていました。
釣行終了予定の時間まであと40分。

この頃には、だいぶ諦めムードになっていました。

しかし、こんなポイントでついに。
イワナ1ポイント_20230621
釣り上がっている時は、見えていなかった流れ込み横のちょっとしたスペース。
この上流側を狙っていたのですが、横を見るとこんなポイントがあったので、上流側を狙いつつこちらも探ってみました。

1投目は特に反応なし。
2投目は引っ掛けるつもりでルアーを沈めてみました。

そこから少しアクションを入れてリーリング。
流れに入ったあたりで、なんだかやたらと重いなと思ったら魚でした。
イワナ1_20230621
なんとかボウズ回避です。
釣れてくれたイワナ君ありがとう。

なんだかこの1尾で気持ち的には十分になったので、ここで終わりでも良かったのですが12時まで釣り上がることにしました。


その後は、ある意味予定通り続かない釣果。
まぁ、1尾釣れたのでブログ記事は書けるかななどと考えていました。


で、終了まで10分ほどになり、期待薄のポイントへもキャストしていました。
そしたら、こんなチャラ瀬でヒット。
イワナ2ポイント_20230621
水深は15cm程度ではないでしょうか。
投げやりなキャストではありましたが、着水とほぼ同時にロッドに伝わる負荷。
イワナ2_20230621
予定外の2尾目のイワナです。
君もありがとう。
これで、ブログ記事が少し盛り上がります。


残り時間10分とはいえ、目標の3尾に対し2尾の釣果。
わりといけるかもしれないと思ってしまいました。

その後も、釣れる予感のしないポイントに投げ込みましたが、まぁ釣れないですよね。
ということで、2尾で終了。

なぜか満たされた

ほぼ12時丁度に終了し、熊鈴をやたらと鳴らしながら林道を歩いて車を目指しました。

小物イワナ2尾という釣果としては微妙な結果ですが、木々に覆われた小渓流でクマの存在を意識しながら緊張感がありました。

そして、大場所といえるポイントはほとんどない区間。

しかし、気持ちを揺さぶる風景、音、匂い。
クマを意識していたので、五感が鋭くなっていたのだと思います。


林道に出たとはいえ、安心できないクマとの遭遇。
30分くらい歩くと、やっと見えた入渓点。

無事に辿り着き安堵。

そして、少し見通しの良い場所に移動して昼食にしました。
渓流でランチ_20230621
音楽をかけて、時々熊鈴を必要以上に鳴らしながらのコーヒー。

日常生活では、色々と楽しさだったり不安だったりイライラだったりあるわけですが、釣りをしている瞬間は色々な気持ちを切り離し、自然と対峙することができます。

クマの存在に怯え、渓流のせせらぎに癒され、魚との戯れで楽しむ。
最高の趣味だなと再認識したわけです。