どうも、釣り人の有馬です。
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渓魚には、それぞれ個性があると思いますが、一般的に渓魚が着きやすい場所が存在します。
そんな場所を狙えば、効率よく渓魚と遊べるかもしれません。
ということで、渓流では誰もが狙うであろうポイント、堰堤について書いていきたいと思います。
所々に動画も入れてありますので、文字より動画の方はそちらをどうぞ。
堰堤
堰堤とは、土砂をせき止めるために作られた堤防のことです。
高さは、色々とありますが僕が知る大抵の堰堤は、それなりの高さがあり渓魚がジャンプしても上がっていけないくらいの高さが一般的です。
したがって、その堰堤より下流にいる魚にとっては最上流となります。
最上流なので、魚も溜まりやすい特徴があります。
そこを狙えば、大型の渓魚がいる場合もあるので、釣り人にとっては重要なポイントなわけです。
個人的には、以前は好んで狙っていましたが、近年は多くの釣り人が狙ってしぶくなってきたことと、人工物の中での釣りにあまり興味がなくなってきたので、狙う時間は減っています。
ただ、新規区間の場合は、どこで引き返そうか迷っていた時、目の前に堰堤が現われるとホッとしますね。
ここを最終ポイントにしようという気持ちになります。
大抵、高巻きするのが大変なので。
とはいえ、堰堤より下流にいる渓魚には最上流になるため、雨の後などには大型も簡単に釣れたりして夢があるのは事実です。
ルアーで堰堤を攻める
堰堤の狙い目といえば、落ち込み直下のエグレ部分、巻き返しゾーン、白泡の切れ目あたりといった感じでしょうか。
僕の場合は、餌釣りから釣り入門しているので、ルアーで堰堤を狙うのに少し苦手意識があります。
なぜかといえば、餌釣りなら巻き返しゾーンなど小スポットの中を、時間的に長めに漂わせることが可能だからです。
ルアーでも長めに漂させるというのは出来なくはないですが、流れを読みきることと、ベストなポイントにキャストする必要があるため、なかなかに高難度。
もちろん、やる気マックスの渓魚がそこにいれば、我先にとルアーを喰ってくることもありますが。
なかなか、そんな日には当たらないわけです。
実績その1
文字だと色々と書けますが、釣りは釣ってなんぼなところもあるので、実際に釣れたシーンで堰堤でのルアーフィッシングを語っていきたいと思います。
まずは、2023年4月4日の釣行から。
データ的には、積雪が0になったこの日、向かった先は新規区間。
釣り下っていると、目前には堰堤の上部分。
なんとか堰堤を下り、狙ってみました。
釣り下っていると、目前には堰堤の上部分。
なんとか堰堤を下り、狙ってみました。
最初の数投は、アップストリームで様子見。
しかし、アップストリームでは、長い時間流れの中でルアーをアピールすることが出来ず反応なし。
なんとか、アピール時間を長くするために落ち込みの横を立ち位置としました。
水温が上がれば、アップストリームでハイスピード気味でも釣れますが、春の低水温、相手はイワナとなった場合は、ネチネチと狙うのが効果的だと思っています。
そして、この立ち位置からの2投目でヒット。
動画は、こちらです。
実績その2
続いて、2023年4月14日の釣行から。この堰堤は、落ち込みの横に立つことが困難なので、アップストリームのみで狙っていましたが、運よく喰い気のあるイワナがいたようでわりと簡単にヒットしました。
動画は、こちらです。
ちなみに、アップストリームではありますが、流れを感じながらぎりぎりのゆっくりリーリングで狙っていました。
特に、喰い波といわれるようなゾーンに入った瞬間は、リーリングを一休みさせてドリフトさせるように心掛けていました。
ドリフト時は、ルアーの動きを殺さず、喰い波ゾーンからも飛び出すことがないくらいの力でロッド操作すると効果的だと思います。
実績その3
続いて、2023年4月28日の釣行から。
このポイントは、上記2つとは少し違った流れの中で。
このポイントは、完全にアップストリームで。
動画は、こちらです。
何投目かでチェイスが見えたので、少しロッドの操作を抑えめにして喰わせることに集中しました。
実績その4
続いて、雨後のボーナスチャンス2023年5月30日の釣行から。
雨後に向かった新規区間。
釣り上がり、時間は13時近く。
かなり消耗した体力と、空腹感。
しかし、新規区間のため出来る限り見ておきたい更なる上流部。
その気持ちだけで釣り上がっていましたが、釣り上がるごとに徐々にボリュームを上げる渓流音。
カーブを曲がり、見えた堰堤。
「やっと引き返せる」
堰堤は良い釣り場だけではなく、引き返すきっかけを与えてくれます。
そして、この堰堤では4尾のイワナを釣り上げたはずです。
その中でも印象的だったのが、このイワナ。
ルアーの後ろをやたらと光るものが追いかけているようだと思ったら、このイワナでした。
ちなみに、この日は雨後だったため釣りとしてはイージーモード。
特に、この堰堤では誰がやっても釣れる状態でした。
小ぶりが多かったですが、条件があえば堰堤は釣り堀状態になります。
ただし、簡単に釣れるので飽きてしまうということはあります。
実績その5
続いても、雨後のボーナスチャンス2023年7月22日の釣行から。
この日は、堰堤で尺イワナ狙いでした。
しかし、尺イワナは釣れませんでした。
こういった釣れやすい日は、釣り自体が途中から大雑把になりがちなので、それが今後の課題です。
一番確率が高そうなポイントを1尾目のキャストの時点で外してしまったので、尺イワナが釣れなかったのかもしれません。
間違いなく尺上はいたはずなので。
実績その6
最後は、2023年9月20日の釣行から。
この日も、ここは捨てて別の場所へ移動しようかと考えていました。
しかし、この少し下流のポイントが気になったため、ここまで釣り上がってきていました。
ほぼ期待していないキャスト。
その3投目のコースで、何やら動きが。
確認のため再度同じコースへキャスト。
念のため、喰わせの間を少し多めにとりながら。
この日は秋色の尺ヤマメを狙っていましたが、釣れたのは尺イワナでした。
期待はしていなかったのですが、堰堤ではたまにミラクルが起こるものです。
まとめ
シーズン初期の水温が低い状況では、なるべくゆっくりとルアーをアピールすることが重要だと思います。
したがって、流れを読みつつ立ち位置を考え、ダウンストリームも絡めていくと釣果に繋がると思っています。
盛期になれば、活性の高い魚が増えるのでアップストリームでも狙えます。
とはいえ、流れの中でなるべく長く、見切られない程度でルアーを見せる必要があると考えます。
盛期で且つ雨後の笹濁りという好条件であれば、よほどの失敗を犯さない限りは楽に釣果が出るのが堰堤だと思います。
大物を狙えるのも堰堤の特徴だと思います。
近年は、しぶいことが多いですが。
NishiwagaLuresにて、ハンドメイドミノー型キーホルダーの販売を行っています。
ちょっとした飾りとしていかがでしょうか。