どうも、釣り人の有馬です。


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2024年も約3週間が経過し、渓流解禁まで約40日になりました。(岩手県は)

今年は雪が少なく、僕の住む特別豪雪地帯である岩手県西和賀町(にしわがまち)でも積雪が今のところ1m以下(せいぜい50cmくらい)という状況です。

さすがに冬を通して積雪1m以下だった年は記憶にないので、冬将軍様の到来により瞬間的には1mを超えるはずです。

平年なら渓流解禁初期は、積雪1m以上の渓流での釣りになるので、今の風景を見ていると釣りがしたくてしかたなくなります。

雪が少なくて風景だけなら、気分的に春なんですよ。


さて、こんな感じで釣りモードになってきたので、先日アンバサダー1500Cのハイギヤ化を行ってみました。

Availのハイスピードギヤ

今回の主役は、AvailのハイスピードギヤHGST 2500C用 Type2です。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_1
実は、2023年10月あたりに購入していました。
しかし、禁漁中ということで放置していました。

最近、釣りモードにスイッチが入ってきたので、やっとギヤの交換を行ってみました。


まずは、交換風景から。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_2
ギヤは、ハンドル側に入っているのでハンドル側だけ取り外します。

ちなみに、ギヤの商品名が2500C用となっていますが、1500Cと2500Cの違いは、スプール幅だけだったはずなので、ギヤに関しては共通となります。


ハンドルを外します。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_3
サイドカップを外します。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_4
久々に開けました。

今回の交換は、簡易的なオーバーホールも兼ねているので、全ての部品を一度取り外し汚れを落としました。

そこからは、新しいギヤの取り付けです。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_5
中古で購入したアンバサダー1500Cなので、メインギヤもこの通りの汚れよう。まぁ、40年くらい前の物のはずなので、汚れというか腐食といった感じでしょうか。

ピニオンギヤも、なかなかの汚れ。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_6
ハイギヤなので、メインギヤは大きくなり、ピニオンギヤは小さくなります。
これにより、ハンドル一巻きでの巻き上げ量が増加します。


元通りに組み上げます。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_7
新品のギヤなので、見た目も綺麗になりました。
あとは、カップを閉じて動作確認です。


しかし、クラッチが動かない。
あれかもしれないと思い、もう一度カップを開けてみました。
ピニオンヨークの向きが逆
このピニオンヨークが間違いやすいです。
裏表があり、間違えて取り付けていました。

ピニオンヨークは、切れ込みが入っている方がスプール側です。
たぶん、次回のメンテナンス時にも間違える予感です。


途中失敗はあったものの、完成。
アンバサダー1500Cにハイスピードギヤ取り付け_8
アンバサダーは、ハンドルを回すとスプールと同調してレベルワインダーも動くので、巻き取りスピードが上がったことが目で見てわかるレベルでした。

これは、なかなかの感動ものです。

ハイギヤ化による変化量

ノーマルのアンバサダー1500Cは、ギヤ比が4.7:1 または5.3:1で、ハンドル一巻きの最大巻き取り量が45cm程度です。

例えば、シマノのカルカッタコンクエストBFSだとHGで71cm、XGで81cm。

ようは、ノーマルでは現代のリールとの差が凄いわけです。
使えばわかりますが、ノーマルのアンバサダー1500Cだと腕が忙しい。


この最大巻き取り量を増加させるために、ハイギヤ化が必要になります。

今回交換したHGST 2500C用 Type2 だとギヤ比が6.1:1でハンドル一巻きの最大巻き取り量が57cm。
カルカッタコンクエストBFSには届きませんが、ノーマルに比べれば一巻きで10cm以上の増加。

まだ現場での使用はありませんが、見た目にもレベルワインダーの移動が速くなったので、ノーマルよりは快適に釣りが出来るはずです。


カスタム当初は、遠投性の向上を目的としていましたが、結局はハイギヤ化もやりたくなるものです。

不便を楽しみたい方は、この沼をおすすめします。





さらにギヤ比を上げたい方はこちら。