どうも、釣り人の有馬です。

なんだか春気分です。

ここ特別豪雪地帯の岩手県西和賀町(にしわがまち)は、例年2月といえば大雪、吹雪で嫌になるほどの天候なのですが、2024年は感覚がおかしくなりそうです。

2月なのに積雪50cm以下。(気象庁のデータでは平年比で25%程度)
晴れ間も多く、道路は乾燥していることが多いため車の運転も楽。

完全に春モードになってしまいました。
このまま渓流解禁に突入するのか、それとも油断しているところに大雪があるのか。

とりあえず、このままなら3月初旬から普通に渓流に入れそうです。


というわけで、渓流解禁も近付いてきたので、さぼっていたリールのメンテナンスを行いました。


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カーディナル33のメンテナンス

2024年に突入してからアンバサダーはいじっていたのですが、カーディナルは完全に部屋のオブジェと化していました。

禁漁期間になってから、まったくメンテナンスを行っていなかったので、渓流解禁に向けて簡易的なオーバーホールを行いました。
オーバーホール_カーディナル33_1
以前は、一旦すべてばらしてから汚れを落として組み上げていましたが、ちょいちょい組み上げで悩む箇所があったので、今回は部分部分区切ってメンテナンスを行ってみました。

このメンテナンス方法だと迷いが少なくなるので、メンテナンス経験が少ない方におすすめです。


ということで、メンテナンスです。

まずは、スプールを外し、ローターの部分から取り掛かりました。
オーバーホール_カーディナル33_2
ベールの部分を外していきます。
オーバーホール_カーディナル33_3
オーバーホール_カーディナル33_4
オーバーホール_カーディナル33_5
ラインローラーのあたりは、やや細かい部品なので紛失しないように小皿で管理。
部品は、取り外した際にキッチンペーパーで汚れを拭き落としました。

ベールマウントのバネは、取り付ける際に少し迷いが生じるので、今回は汚れを落として新しくグリスを付けて、忘れないうちに元の状態に戻すことにしました。

組み上げたら、もう片方のベールマウント部分です。
オーバーホール_カーディナル33_6
こちら側には、トリップレバーがあるので、この部品も一度取り外して汚れを落としました。

そして、感覚が新鮮なうちに組み上げ。
オーバーホール_カーディナル33_7
初めてメンテナンスを行った時は、ベールスプリング(バネ)とベールマウント(黒い樹脂部品)の関係がいまいち分からず少し戸惑うことがありましたが、部分部分でメンテナンスを行っていくと関係性を忘れないので組み上げが楽ですね。

わりと苦手意識がありましたが、今回はすんなりと完了。


続いて、ボディ部分です。
オーバーホール_カーディナル33_8
まずは、サイドカバーとハンドルを外します。

続いて、ベアリングロックという部品を外します。
オーバーホール_カーディナル33_9
このロックを外すと、内部の部品が取り外せるようになります。

Cクリップを外して、コネクティングリンクを取り外します。(この後に、ベアリングロックを外しても良いかもしれません)
オーバーホール_カーディナル33_10
コネクティングリンクを取り外せばギヤ系を取り外せます。

ドラグの部分は、似たような部品が連続するので取り外した順に並べます。
オーバーホール_カーディナル33_11
汚れを拭き取って組み上げます。

組み上げ時には、部品や箇所によりグリスやオイルを塗布していきました。
オーバーホール_カーディナル33_12
僕の場合は、ギヤ系とドラグ部分は別のグリスを塗布しています。
ドラグ部分には、やや粘度の高いグリスを使っています。
それが正しいのかは不明ですが。


そして、完了。
オーバーホール_カーディナル33_13
わりと簡易的なオーバーホールですが、一巻きしただけで違いが分かりました。
やはり、メンテナンス性の良いカーディナルは魅力です。



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